【試乗レポート】電気自動車の新ジャンル! 日産・ノートe-Powerって、どんなクルマ? (2/3ページ)
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解説
それはこのクルマが同社のリーフのようなピュアEV(電気自動車)ではなく、厳密にはハイブリッド車(HEV)にカテゴライズされるからです。HEVにもさまざまな種類がありますが、ノートe-Powerの場合は「シリーズ式」と呼ばれるタイプを採用しています。このシリーズ式HEVは自動車用としては後発ですが、鉄道用のディーゼル機関車にも応用例があるなど、ハイブリッドとしてはもっとも歴史がある構成となっています。近年、トランスミッションがあるゆえにシステム効率を上げられないパラレル方式の弱点を克服するためのものとして注目されており、発電と駆動の役割が切り離されてエンジンは専ら発電機として機能。ここで発電された電気がバッテリーに蓄えられて、モーターを駆動するのです。確かに駆動は電気なので電気自動車といえなくもないですが「発電所を持った電気自動車」と意訳するほうが適当かもしれませんね。
■シリーズHEVは、ピュアEVの繋ぎになるか?
日産ではピュアEVであるリーフの開発時点から、後続距離や充電インフラといった問題がネックになることを認識していたといいます。そしてノートにシリーズHEVを搭載することを決定したのは2014年のこと。この8年くらいの間に、コスト的にも十分にクリアできる算段がつく程度にテクノロジーが進歩したということでしょう。
ピュアEVのもうひとつの問題は、価格です。モーターもそうですが、やはりバッテリーにかかるコストがとても大きく、簡単に大型化もできないという壁があります。そして、バッテリーのエネルギー密度がまだ小さいという技術的なハンデも抱えています。このことから、ピュアEVの普及にはまだまだ時間がかかりそうなため、その繋ぎ役としてシリーズHEVが登場したというのは実に大きな意味があります。主流とまではいかないかもしれませんが、確実にピュアEVが熟成するまでの繋ぎの役目は果たすことでしょう。