成年者は法的には20歳以上を定義するが、脳が完全に成熟するのは30歳を過ぎてから(脳科学専門家) (1/3ページ)

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成年者は法的には20歳以上を定義するが、脳が完全に成熟するのは30歳を過ぎてから(脳科学専門家)
成年者は法的には20歳以上を定義するが、脳が完全に成熟するのは30歳を過ぎてから(脳科学専門家)

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 20歳を過ぎても親離れできない子供は先進国に多く存在すると言われている。日本では民法第4条の「年齢二十歳をもって、成年とする。」という規定に基づき、20歳以上の者を成年者としており、身体的、精神的に十分に成熟している年齢と判断される。

 実際に20歳を過ぎると、運転や結婚はもちろん、単独で法律行為が行えるようなる。だが実は、脳が完全に成熟するのは30歳になってからのことなのだそうだ。

 現在、イギリスとアメリカでは、”成人”の年齢を定めることが国家にとっても、刑事司法制度にとっても難しい問題となっているという。

・成年者の定義の難しさ、アメリカとイギリスのケース
 例えば、アメリカ下院の刑事司法報告書では、「18~25歳までの若年成人は、脳がまだ発達途上にあるため、通常の犯罪者とは異なる対応が必要」と主張する。これによると、犯罪に関与したことがあるほとんどの若者は、25歳までには足を洗っているのだそうだ。

 一方で、イングランドとウェールズでは、選挙権を持つ年齢を16歳に引き下げることを求める声がますます強まっている。・脳の成熟度から成人年齢を割り出すと?

特定は難しいが、あえて言うなら30歳以上

 では果たして、脳科学の知見から、成人する年齢を定めることができるであろうか?

 神経学者のサマービル博士によると、脳の発達において、その複雑性のあらゆる側面を包含する特定の成年者年齢を定めることは困難であるそうだ。

 これまで思春期の若者の行動が成人のそれと異なるという証拠が長年集められてきたとは言え、生物学的に見れば18歳あるいは20歳という年齢において決定的な変化が起きるわけではない。だがあえて “成人のしきい値”となる年齢を特定しなければならないのだとすれば、それは30歳以上になるという。あるいは、永遠に成熟した脳などないのが本当だろうという。
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