【プロ野球】2016年の出塁率は世界ナンバーワン!? 来季へ復活を期す柳田悠岐(ソフトバンク)! (2/2ページ)
■出塁率は世界一!?
ただし、2016年の柳田の出塁率は.446。パ・リーグトップというだけでなく、12球団一でもあった(セ・リーグ1位は坂本勇人の.433)。
しかも、2016年のメジャーリーグの出塁率ナンバーワンで、アメリカン・リーグMVPにも選出されたマイク・トラウト(エンゼルス)の出塁率.441をも上回った。
ちなみに、昨季も柳田の出塁率.469は12球団一、メジャーリーグの出塁率トップだったブライス・ハーパー(ナショナルズ)の.460を超えていた。
豪快なスイングで、逆方向にも強い打球を飛ばすことでもおなじみの柳田。それでいて選球眼もいい。四球の数は2年連続リーグトップで、2016年には100個の大台に乗せている。勝負を避けられた敬遠の四球も増えているが、それもある意味、スラッガーの勲章とも言える。
■V奪回には不可欠な男
思い起こせば、2015年オフには「40本塁打、40盗塁」の目標を掲げていた。ソフトバンクのV奪回へ向けて、あるときは出塁率の高さと機動力でチャンスメイクし、またあるときは勝負強い打撃でポイントゲッターとして、両面の働きができるこの男の復活は不可欠だ。
あらためて、フォーティーフォーティー(40-40)に迫るギータの大暴れを来季は期待したい。
文=藤山剣(ふじやま・けん)