寒さが大きく影響する病… 「脳卒中」を回避する生活改善(1) (2/2ページ)
ここで言う“隠れ脳梗塞”とは、脳梗塞の初期段階のことで、MRI検査などで脳に数ミリ程度の小さな梗塞が見つかれば、そのような診断が下される。
しかし、そのまま放置しておくと、数年以内に約30%の確率で脳梗塞を発症するという。前述のように、とくに日を追うごとに寒さが増すこれからの季節は、朝晩の温度差があるため、建物の出入りだけでも身体が大きな気温差の変化にさらされ、危険が高まる。
医学博士で佐久間クリニックの佐久間結寛院長は言う。
「年末年始は、本当に気を付けなければいけません。脳梗塞と脳出血、くも膜下出血の三つの病気を脳卒中という総称で呼ぶことすら知らない人が多い。いずれも脳血管障害ですが、脳梗塞と脳出血は、脳の血管が何らかの理由で詰まったり破れたりした結果、血管の壊死や出血を伴う病気ということになります。言い換えると“詰まり”だけを脳梗塞と言い、出血があれば脳出血となります」
ただし、くも膜下出血は同じ血管障害ながら、大脳や小脳の外で起きるという点で、少し異質と言えるという。つまり、脳の表面を覆う膜の中の出血である。