アサヒ芸能「スクープ大事件史」Vol.14(2)小室哲哉の「100億円」が裏組織の食いモノに… (2/2ページ)
実はそこに、知られては困る小室の姿が写っていただんだよ。この写真をネタにして小室は関係者にゆすられ、どんどん金をむしり取られた。あげくに一緒に事業を始めることになり、不利な条件で契約を余儀なくされた。当然、小室の資産は億単位で抜かれていったわけだ」〉
別の筋からの具体例は──。
〈「確か、90年代半ばごろの話だ。当時、小室の交際相手だった華原朋美がブレイクする少し前、小室は親しいダンサー仲間の女とつきあっていた。女は友人たちに、自分と小室のベッド写真を見せびらかして自慢をしていた。ところが、その写真の存在が友人を介して、ある組織の知るところとなった。すると『女を捕まえて写真を回収しろ』との指令が出たばかりか、300万円の懸賞金がかけられるほど大騒動になった」〉
こうして裏社会では“おいしいお客”との評判が広まって言ったという。
今から振り返れば、98年、香港に総合音楽プロダクション会社を設立に失敗し、70億円以上の損失を出す事業に失敗したあたりが、転落のターニングポイントだったといえるだろう。
小室の周辺ではキナ臭い話が常に飛び交っていたのだ…。
日本を代表するスーパースターが堕ちた「天国から地獄へ」のスキャンダル大事件。それは芸能ビジネスに潜む深い闇を象徴する事件でもあった。