誕生50周年を迎える「リカちゃん」人形の歴史 (1/2ページ)

まいじつ

(C)Shutterstock
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タカラトミーが製造と販売を手掛ける着せ替え人形『リカちゃん』が、今年で発売50周年を迎える。

半世紀にわたって親しまれ、現在も着せ替え人形玩具で売り上げトップを誇るリカちゃん。現在販売されているものは4代目に当たる。

初代が登場したのは1967年で、当時のリカちゃんの髪型は外巻カールの栗色で、ミニスカートをはいていた。開発に当たり同社では、実際に小学生の意見を聞いたり、少女漫画家の協力を得るなどして、イメージを固めていったという。その結果、ほっそりした体つきの6頭身となり、親しみやすいだけでなく、どこか寂しげな雰囲気を漂わせている少女となった。実物を見てみると、目線を左にそらしている上に笑顔ではないので、いまよりもだいぶクールな印象を受ける。

2代目(1972年~)になるとマグネットシューズを履くようになり、スチールの上にくっつけて立たせられるようになるなど、進化を遂げていった。3代目(1982年~)で髪型がストレートのロングヘアになり、ピアスも付けているなど、時代の流行を取り入れている。そして現在の4代目(1987~)は、髪も金髪になり、身長も1cm伸びて22cmになった。現在のリカちゃんのプロフィールは以下の通りだ。

【リカちゃんプロフィール】
名前:香山リカ(かやま・りか)
職業:学生(小学5年生)
誕生日:5月3日
星座:牡牛座
身長:142cm
体重:34kg
性格:明るくてちょっぴりあわてんぼう
好きな色:白とピンク
趣味:お菓子作り

50周年を迎えたリカちゃんにも、過去には強力なライバルの出現により、不遇の時代を過ごしたことがある。1993年に登場した『セーラームーン』(バンダイ)が発売されると、アニメの人気も後押しして、着せ替え人形玩具市場でトップに輝き、リカちゃんは首位の座を明け渡すことになった。

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