心に闇を抱える大人たちの相談相手は11歳の少年セラピスト。ニューヨークの地下鉄構内で毎週日曜日に営業中 (2/4ページ)
だけど僕は、彼らに気に入られるために本当の自分を隠して、別人になることはできない」
そんなイジメの体験から、自分のほかにも支えを必要としている人はいるのではないかと考えた。そして、ある夜、テレビを見ている時に、ふとカウンセリングのアイデアが頭に浮かんだ。
「僕もみんなにアドバイスをあげることができるはず」
そのアイデアに両親も賛成し、翌日チーロ君と一緒にカウンセリングをする場所を探しに出かけた。
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最初はとても緊張して、本当にできるか不安に押し潰されそうだった。
「ジロジロ見られたり、笑われるかもしれないと思った。でも、みんな僕が真剣にやってることを理解してくれたみたい」
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・的確なアドバイスで人気のセラピストに
通行人の人気者となったチーロ君はそれ以来、心のカウンセリングを続けているという。多いときで、1日に$50(およそ5800円)稼ぐチーロ君。
しかし、チーロ君はお金のためにやっているのではないという。実際に稼いだお金は、スナックやランチを買うお金のない学校の子たちにあげている。
そんな心優しいチーロ君はとてもアドバイス上手で、中には「私がずっと心に抱いていた思いを彼が口に出して教えてくれた」と彼のアドバイスに感動する人もいる。
今では自信もつき、家に帰ってくると「今日はたくさんのすてきな人たちと会えた。どんどん友達が増えていく」と嬉しそうに両親に話すという。