【プロ野球】金満球団のたわむれと言うなかれ。的を射た補強で盤石!? 「由伸巨人」の2シーズン目を占う (2/2ページ)

デイリーニュースオンライン

■東京ドームで水を得た魚になる

 最後は野手陣を検証。打線の核になることを期待される2選手が加入した。

 まずは日本一となった日本ハムからFA移籍した陽岱鋼。

 今季は打率.293、14本塁打と打撃好調。1番、3番、6番で出場した。2015年は骨折で調子を崩していたが、取り戻して見せた。

 2013年の47個をピークに、年々盗塁が減っていることから脚力の衰えを不安視されているが(今季は5盗塁)、広い札幌ドームから狭い東京ドームへとホーム球場が変わるため、影響は少ないと見る。活躍できる可能性は高そうだ。

 MLBのタイガースから連れてきたマギーは、獲得の経緯を見るとあくまでも阿部慎之助と村田修一のバックアップ要員という雰囲気。「備えあれば憂いなし」ということだろう。

 しかし、そういう役割の助っ人外国人に約2億円の年俸を投じられるのだから、本気を出した巨人はやはりすごい。

■2017年のセ・リーグは「筋書きのあるドラマ」?

 筆者が前述した投手陣、打線の補強内容を「◎」「◯」「△」の三段階でまとめてみると、以下の評価となる。

先発:◯
中継ぎ:◎
打線:◯

 各カテゴリーで獲得できうる限りの選手を獲得したことで、第1の目的である戦力の強化は確実に図れた。

 特に今回はリスクヘッジのことまで考えて選手を獲得しているのだから、万全の態勢が整ったと見ていい。

 バックアッパーまで故障しない限りは、高い確率で「由伸巨人、悲願の優勝」というシナリオへ向かって突き進んでいくはずだ。

 しかし、「絶対」がないのが野球。「まさか」が起きるのが野球である。

 野球とは本当に「筋書きのないドラマ」なのか。セ・リーグのほかの5球団にとっては、その格言を試されるシーズンになりそうだ。

文=森田真悟(もりた・しんご)

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