逃げ恥のみくりさんも陥った「就活フォビア」ってどういう意味? 経験した就活生は約3割

就活スタイル

就活においては、たくさん会社を受ければ受けるほど、当然面接などの選考を何度もこなさなければならなくなります。2016年の大ヒットドラマ「逃げるは恥だが役に立つ」で新垣結衣が演じたみくりさんのように、選考のプレッシャーから「就活フォビア」を経験したという就活生も少なくないのではないでしょうか。就活フォビアとは、就活恐怖症のことを表す造語です。「〇〇恐怖症」を表す「〇〇フォビア」の派生として使われており、面接などの就活の選考を受けること自体が怖くなってしまう状態を指します。ドラマの中ではみくりが叔母でキャリアウーマンの土屋百合から「就活フォビアね」と言われて落ち込むシーンがありましたが、実際の就活生も就活フォビアに陥っていると感じることはあるのでしょうか。今回は就活を終えた大学生に実態を聞いてみました。



Q.就活フォビアになったことはありますか?

はい   50人(27.2%)
いいえ   133人(72.3%)

■そう思う理由を教えてください

●はい

・ある程度面接の回数をこなすまでは、常に緊張していたから(女性/23歳/大学4年生)
・面接が決まると毎日吐き気や腹痛に襲われていた(女性/24歳/大学4年生)
・落ち続けた時期とかはモチベーションが下がり、不安で面接が嫌になったから(女性/22歳/大学4年生)
・落ちることが続くと、どうせまた落ちるのだろうなと思ってしまった(女性/21歳/大学4年生)
・絶対に通ったと思った面接に落ちたから(男性/21歳/大学4年生)
・緊張で頭が真っ白になってしまったり、質問にうまく答えられるかいつも不安だったから(女性/25歳/大学院生)
・失敗したことを考えてしまうから(女性/19歳/短大・専門学校生)
・面接官が話を最後まで聞かない人で、モメると即面接終了にさせられたから(女性/27歳/短大・専門学校生)

●いいえ


・毎回似たようなこと聞かれるので面倒くさくはなったが、怖くはなかった(女性/23歳/大学4年生)
・緊張はするが、大人と話せる楽しい面もあったから(男性/26歳/大学院生)
・面接前に全部暗記していたので、特に恐れることは何もないと思っていたから(女性/22歳/大学4年生)
・さまざまな問答を想定して対策していたから(男性/21歳/大学4年生)
・気持ちが滅入らないように、できるだけ気持ちを切り替えるようにしていた(男性/21歳/大学4年生)
・落ちても縁がなかっただけだと思うようにして、気にしないようにしていたから(男性/24歳/大学院生)
・1つめの内定が思ったより早く出たので、安心感はあった(女性/22歳/大学4年生)
・「当って砕けろ」の精神でやっていたので、そんなことは微塵も感じなかった(男性/23歳/大学院生)

就活フォビアには陥っていない人のほうが多かったようです。大人と話すのが楽しく感じた、気持ちをすぐに切り替えたなど、ポジティブな意見が目立っていましたね。一方、はいと答えた人の意見は生々しい実体験が多く、身につまされる思いがしました。

人生全体にも言えることですが、あまりマイナス思考だと実際に物事もうまくいかなくなるものです。悪い結果をあまり気にせずに、ひたすら前を向いて就活をしていきたいものですね。それがやがて内定を勝ち取ることにもつながるでしょう。

文・学生の窓口編集部

マイナビ学生の窓口調べ
調査日時:2016年12月
調査人数:大学生男女184人(男性70人、女性114人)

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