井筒監督×マツコ・デラックス「ドアホちゃうか、ニッポン!」スペシャル対談(1)トランプ大統領誕生で… (3/3ページ)

アサ芸プラス

井筒 どっちも愚衆扇動主義者やからな。実は主義なんかゼロなのよ、あの2人は。多数の反応を見て言うことをコロコロ変えるだけ。多数って最も信用ならないからな。まあ、言うはタダというやっちゃ。トランプは政治やなくてディール(取り引き)するだけの人間やから、安倍みたいにヘーコラしてると雑魚やと思われて、日本はいいようにむしり取られるだけよ。

マツコ トランプもツイッターでいろいろ言ったりして、ただのエンタメだったじゃない。それなのに頂点に上り詰めたってことは、もうそういう時代なんだよね。物事を一瞬でしか判断しない世の中っていうのかな? ユーチューブやインスタグラムなんかもそう。「いいね!」をたくさん獲得した人が本当にスキルのある人間だと思われてる。私や監督みたいな古い人間は、あんなものちょっと離れた位置からシラけた目で見てるけど、今の人たちは違うよね。

井筒 あの「いいね!」ほど信用ならないものはないわ。アホみたいに騒ぎまくった「不倫」ネタもそうやろ。何であんなに騒ぐねん。不倫なんか古代からあるだろ。ネットで誰かが糾弾したら、みんなで一斉糾弾や。

マツコ ネットのせいで、どーでもいいものと忘れちゃいけないものが並列になったんだよね。全部おんなじ。メディアリテラシー(情報が流通するメディアを使いこなす能力)とか聞こえのいいこと言ってるけど、それをやってる人間が世の中に何人いるんだよって!

井筒 おかげで舛添みたいなド悪党さえも、ピコ太郎のPPAPと同じ扱いや。あんな、税金で書道がうまくなる中国服を買ってたような前代未聞のアホ知事が、つまらん不倫ネタと同じように忘れ去られていくわけよ。確かに忘れてしまいたいヤツやけど(笑)。

マツコ あったあった、中国服(笑)。だけど、みんなで騒げておもしろい時はいろいろ言うけど、ブームが去ってつまらなくなったら、あっさり削除だよね。本気で怒ってるのかもわからない、すごくむなしい世の中になっちゃったと思う。

「井筒監督×マツコ・デラックス「ドアホちゃうか、ニッポン!」スペシャル対談(1)トランプ大統領誕生で…」のページです。デイリーニュースオンラインは、週刊アサヒ芸能 2017年 1/5・12合併号井筒和幸ドナルド・トランプマツコ・デラックスエンタメなどの最新ニュースを毎日配信しています。
ページの先頭へ戻る