なんと着物だと無料!大正〜昭和の絵師・川瀬巴水の展覧会「川瀬巴水展」に行ってきた!お腹いっぱい! (2/3ページ)
約140点もの川瀬巴水作品が同時に楽しめるというのはとても貴重な機会で会場に入るとまずその展示数の多さに驚かされます。
私自身、川瀬巴水の作品はネットやiBookの無料作品集で見たことがあるだけで実際に観るのが今回が初めて。想像していた以上に色彩がとても美しく、作品の中で夕焼けや朝焼けを表現する際に使われる薄ピンク色がとても印象的なんです。
旅みやげシリーズからもわかるように巴水は日本中を旅をしながら作品を作り続けました。旅先で写生をし、東京に戻って版画を制作する。巴水の旅工程を示す資料が展示されていたのですが、そのアグレッシブさに驚き。まさに「旅する絵師」。
実際に作品を目の前にして気づくことも多く、「東京十二ヶ月」シリーズでは判型が丸型になっているのですが、それはまるで丸窓から景色を覗き込んでいるかのよう。巴水は川や月、夕暮れや夜景などを多く描きましたが、自然と、その自然と時が作り出す景観に心から魅了されていたのではないでしょうか。
巴水の作品は"ある場所のとある一時"を切り取った静けさを感じる作品が多い中、「越後のうら浜」など自然の荒々しさを表現した作品も楽しむことができるのも嬉しいですね。巴水の作品の特徴が肌で感じされるのは140点という展示数ならではかと思います。

