金正恩氏「劣等感」克服のためパーティー狂いと軍視察 (2/2ページ)

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また金正恩氏は、毎週3、4回ずつ夜通しのパーティー(酒宴)を開き、不摂生な生活と食習慣のために健康不安を抱えているとの分析がある。

こうしたパーティーもコンプレックスを打ち消すためではないだろうか。コンパニオンとして名門女学生まで動員する酒宴では、金正恩氏も普段以上に王様気取りで楽しめるだろう。いかにも若くて未熟な独裁者が考えそうなことだ。

テ氏の証言をもとに金正恩氏の心理状況を考察すればするほど、彼の指導者としての資質を疑わざるを得ない。彼がどのようなコンプレックスを抱いていようとも、それは人それぞれの問題だ。しかし、絶対的独裁者として国内では粛清・処刑の刃を振り回し、国外には核の脅威をまき散らすその行為がコンプレックスのはけ口になっているならば、あまりに危険な人格であると言わざるをえない。

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