星野源も辞退…西野カナ「レコード大賞受賞」に漂う”不自然な空気” (2/2ページ)
■受賞しても、つきまとう買収疑念
レコ大を巡っては、15年の大賞に三代目J Soul Brothers from EXILE TRIBE(以下、三代目)の『Unfair World』が選ばれたことについて、『週刊文春』(文藝春秋)が昨年10月、三代目を運営するLDHから、芸能大手・バーニングに1億円が流れていた疑いを報じた。結果的に、HIRO(47)が昨年限りでLDHの社長を退任する事態となってしまった。
「これほどの疑惑が噴出した中でレコ大を受賞したら、『バーニングにいくら払ったんだ?』と世間から疑念を招きかねない。特に今年は、受賞に及び腰になる歌手も多かったとみられます」(前出・芸能関係者)
LDHの付け届け騒動によって、受賞したところで「金で買った」と邪推されてしまうほど権威が失墜したレコ大。今年は、失地回復を果たせるか?
- 文・佐々木浩司(ささき・こうじ)
- ※1980年群馬県生まれ。スポーツ誌の契約記者を経てフリーに。現在は主に、週刊誌やビジネス誌で活動中。得意分野は芸能、プロ野球、サッカーなど。主な著書に『洗脳のすべて』(宝島社)など。