森永卓郎の「経済“千夜一夜”物語」 浜田宏一氏の変節 (2/2ページ)
現在、日銀は年間80兆円のペースで国債を買っている。これをすべて減税で戻したとすると、国民一人当たり63万円、4人家族だと252万円だ。それだけのお金が政府からばらまかれることになれば、消費が爆発して、物価が上がり出す。それは、誰が考えても明らかだろう。
アベノミクスは、本来、金融緩和+減税をやらないといけなかったのに、金融緩和+消費増税という誤った政策の組み合わせを行ってしまった。
浜田氏は文藝春秋の記事の最後で「ここまでうまく働いた金融政策の手綱を緩めることなく、減税も含めた財政政策で刺激を加えれば、アベノミクスの将来は実に明るいのです」と語っている。
安倍総理は、参謀のこの言葉を、どう受け取るのだろうか。