【ヒゲナミン】のど飴で話題 “新たなドーピング禁止薬物”の効果と副作用

Doctors Me

「Doctors Me(ドクターズミー)」コラム画像
「Doctors Me(ドクターズミー)」コラム画像

2017年1月11日(水)日本アンチ・ドーピング機構(JADA)が新たに指定された禁止薬物「ヒゲナミン」について、誤った情報がネット上に流れ話題になっておりました。( 参考

ヒゲナミンはのど飴など身近な食べ物に含まれているとのことですが、いったいどのような成分なのでしょうか。

今回はヒゲナミンの概要や効果、副作用、含まれている食べ物などについて医師に解説をしていただきました。 新たな禁止薬物「ヒゲナミン」とは植物から抽出した物質で、β2刺激作用を持つことが知られています。

ヒゲナミンの効果・効能

気管支拡張作用
ぜんそくなどの時に気管支を広げ呼吸を楽にするために使用されます。

タンパク同化作用
多量摂取によってタンパク同化作用があり、筋肉増強作用が期待できます。

交感神経の興奮作用
多量に摂取すると人間の体、精神状態を「戦闘モード」にする働きもあります。 ヒゲナミンの副作用
振戦
手足の震えなどが生じます。

動悸
使用により胸がどきどきしたりする場合があるとされます。

頻脈
脈拍数の増加や、胸の違和感を感じる場合が生じます。

血清カリウムの低下
非常にまれとされていますが、血清カリウム値が低下することもあります。 ヒゲナミンが入っている生薬 南天

咳止めや殺菌効果があるといわれています。

附子

新陳代謝をよくしたり、身体を温める役割があるとされています。

丁子(クローブ)

食欲増進や胃を丈夫にするのに役立ちます。

細辛(さいしん)

咳を鎮めたり、解熱作用があると考えられています。

ヒゲナミンが含まれている身近な食べ物
■一部ののど飴

■カレーやインド風の紅茶の香辛料

■漢方薬

■サプリメント類

なお、今回の件のように誤った情報が出回るケースもありますので、実際の含有有無は製造元に確認してみましょう。 ヒゲナミン以外のドーピング禁止薬物
アンフェタミン
精神を興奮させ、眠気や疲れを感じなくさせる作用があり、不穏や震えなどの副作用が出ることがあります。

エフェドリン
アンフェタミンのような興奮作用があり、副作用としては吐き気などです。

モルヒネ
多幸感を与え緊張や恐怖感を弱めるほか、痛みを感じにくくする作用や、呼吸抑制などの副作用が生じる場合があります。

最後に医師から一言
ドーピング対象薬物は非常に広範囲にわたり、意図的でないと思われるドーピングで摘発される例も増えています。

スポーツをされる方は、最新の情報に十分注意する必要があります。

(監修:Doctors Me 医師)
「【ヒゲナミン】のど飴で話題 “新たなドーピング禁止薬物”の効果と副作用」のページです。デイリーニュースオンラインは、カルチャーなどの最新ニュースを毎日配信しています。
ページの先頭へ戻る