70年前から続く、イギリスの公務員として働く猫たちの確執
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省庁の違いによる不仲、政治家同士の確執。どこの国にもあることなのだが、英国では、公務員としての扱いを受けている猫同士でもその確執は70年前からあったという。
古くは1940年代、ウィンストン・チャーチル元首相付きの猫、ネルソンとネヴィル・チェンバレン元首相付きの猫、ミューニック・マウサーがむちゃくちゃ仲が悪かったことで有名だった。
現在では、イギリスでも英国首相官邸(ダウニング・ストリート)ネズミ捕獲長のラリーと外務・英連邦省所属のネズミ捕獲長、パーマストンの仲の不仲が度々報じられている。
・ウィンストン・チャーチル元首相の猫 VS ネヴィル・チェンバレン元首相の猫
かつては野良猫だったウィンストン・チャーチル元首相のネルソンは、チャーチル元首相が1940年、第二次世界大戦中に、首相の座を引き継いでから、ネヴィル・チェンバレン元首相の猫、ミューニック・マウサーと衝突した事実があることがわかったそうだ。
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この確執、どうやら閣議にご主人様と一緒にいる姿をたびたび目撃されていた黒猫のネルソンが勝ったと信じられている。ネルソンはチャーチル氏から犬を追い払い、彼に気に入られ、勇敢と称された。・イギリス内務省の猫 VS ハロルド・ウィルソンの飼い猫
マン島政府からイギリス内務省に与えられた血統書付きマンクスのペータは、1964年から1970年まで内務省に在籍、当時の首相であったハロルド・ウィルソンの飼い猫ネモとの不仲説がささやかれていた。
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・そして現在、イギリス首相官邸の猫、ラリー VS 外務・英連邦省の猫
ラリーとパーマストンは、2016年にテリーザ・メイ現首相が就任したすぐ後に、殴り合っているところを激写されている。
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その乱闘では、アクロバティックなパーマストンがラリーに対し、脚による強打を放つ素早い攻撃を繰り出した後、顔に噛みつき、ラリーが苦戦したそうだ。バトル中にラリーは紫の首輪を失くし、パーマストンは複数の深い傷を負った。
また、この試合中にラリーはパーマストン投げ飛ばされ背中から落ちてもいる。
警官になでられている瞬間をパパラッチされたダウニング・ストリートのラリー。縄張り意識が強いことで有名。
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外務省で働くパーマストン。
2匹の関係は、殴り合いになるほど緊迫化しているという。
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ラリーは以前にも近隣のネコたちともトラブルを起こしたことがあり、ケンカ番長として有名だ。
2012年10月、ネズミ捕獲隊長のラリーは、11代目隊長のフレイヤとも首相官邸の正面エントランスの前で全面戦争に突入した。
その後、2匹は「共存」ということを学んだようだが、フレイヤはやがて英政治家オズボーン氏のスタッフに引き取られ、郊外のケントへと引越していった。
ラリーは2010年に10代目隊長となっているが、就任した直後にテレビレポーターに対し攻撃を仕掛けている。
喧嘩っぱやいが、首相官邸をしっかり守るラリー
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The UK Prime Minister's Cat at 10 Downing Street (4-22-16)
via:dailymail/ translated melondeau / edited by parumo
で、あれだ。日本の総理大臣官邸を守る猫はいないのか?っつう話なんだ。イギリスの場合、首相官邸があるダウニング街では昔からネズミが多く住み着いていたため、その対策として猫をネズミ捕り兼ペットとして「雇う」という習慣が1500年代初期からあった。
1924年からは「首相官邸ネズミ捕獲長(Chief Mouser to the Cabinet Office)」として正式に「雇用」されているという。
国会とか総理大臣官邸に猫がいれば、ギスギスした議会ももっとスムーズになるんじゃないのっていう話だ。イギリスでは猫に関連するスキャンダルが度々報道されるが、それでもなんかほっこりするわけだし。
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