偶然惹かれたわけではない。人は遺伝子によって操作され、自分に似た人を生涯のパートナーに選ぶ(オーストラリア研究) (2/3ページ)

■ 偶然ではない。それは必然の出会いであり結びつきである
人間が選択的な配偶行動を行なっている。
つまり、予想されていた無作為な配偶者選びというよりは、同じような特質を持つ相手を配偶者として選ぶ性選択を行なっているという証拠である。
こうしたことは自然界においても確認されている。例えば、明るい色同士あるいは暗い色同士のルリツグミの交配、大きい同士あるいは小さい同士のニホンヒキガエルの交配といった例だ。

ルリツグミ
こうした選択的配偶行動は家族間の同系性を高め、その特質(例えば、体の大きさなど)が有利である限りは、オスがメスを得たり、ライバルを蹴散らすことが容易であるといった具合に子孫により良い繁栄をもたらす。
■ 教育水準においても人は自分に近い人を本能で選んでいる
今回の研究では、他にもイギリスの7,780組の夫婦を対象に教育の長さといった特性についても分析している。
従来の研究で判明していた教育年数と関連がある遺伝子マーカーで同じような調査を行うと、驚くほど高い相関が明らかになった。
これは人々が実際の教育年数に基づいて配偶者を選んでいるということではなく、教育レベルに関連する関心が似ている相手を選んでいることを示唆している、とロビンソン氏は話す。