せっかくの筋トレも水の泡? 筋肉を増やすために欠かせないホルモンとは (2/3ページ)

新刊JP

――副腎が疲れきった状態=副腎疲労症候群ということでしょうか。

藤森:そうですね、もう少しいうと、副腎が疲れて機能低下し、身体がストレスの影響を直接受けることで色々と不具合が生じてしまう。その状態こそ、副腎疲労症候群にほかなりません。

――不具合とは、具体的にどのようなものですか。

藤森:先ほど「当初はうつ病を疑っていた」という言い方をしましたが、副腎疲労症候群は一見すると、うつ病の症状と見分けがつきにくい。

たとえば、突然頭が働かなくなったり、朝起きるのがつらくなったり、すぐにイライラしてしまったり……といった症状が見られます。

副腎疲労とうつ病が併発することもあるので、見極めはなかなか簡単ではありません。専門の医療機関で適切な検査を受ける必要があります。

――副腎疲労症候群だと分かった場合、ナチュラルホルモン療法では、コルチゾールを注入するのですか。

藤森:いえ、症状がかなり深刻な場合を除いて、それはできるだけ避けます。副腎が疲れきっているときに外からコルチゾールを入れてしまうと、副腎は「もう自分では作らなくていいんだ」と思ってしまい、さらに機能を停止してしまうことがあるからです。

それよりも、ストレスをやわらげるために生活環境を変えることを薦めたり、副腎を治すために必要なサプリメントを摂ってもらったり、コルチゾールの原材料になり得るようなホルモンを補充したりといったケアをおこないます。

――コルチゾールの原材料になるホルモンとは何ですか。

藤森:プレグネノロンというホルモンです。これはコレステロールを材料に作られ、体内で様々なホルモンに変換される物質です。

――いま、コレステロールという言葉が出たのでうかがいたいのですが、ダイエットとホルモンとの関連でいえば、何か知っておくべきことはあるでしょうか。

藤森:まず、脂肪が多いと、エストロゲンが過剰に分泌されてしまい、テストステロンというホルモンの作用を抑えてしまいます。ちなみに、テストステロンは男性ホルモンの代表格で、いうなれば、雄としての積極性を左右するものです。

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