せっかくの筋トレも水の泡? 筋肉を増やすために欠かせないホルモンとは (3/3ページ)

新刊JP

ダイエットを怠り、肥満気味の状態を放置しつづけると、このテストステロンが不足しがちになるという問題がありますね。

――テストステロンが不足すると、具体的にはどのような影響があるのでしょうか。

藤森:ひとつ分かりやすい例を挙げれば、テストステロンの多少は「筋肉のつきやすさ」に影響します。

2000年、『Mayo Clinic Proceedings』という医学雑誌に、こんな面白い研究結果が発表されたんです。男性更年期障害の方を対象に、「テストステロンを補充しながら筋トレをする」「テストステロンを補充するだけで筋トレはしない」「テストステロンを補充しないで筋トレをする」「テストステロン補充も筋トレもしない」という四つのグループに分ける。それらのグループについて、一定期間、経過観察をおこないます。

結果、どのグループの男性の筋肉量が増えたかというと、もちろん一番は「テストステロンを補充しながら筋トレをした」グループなのですが、次に増えたのが「テストステロンを補充するだけで筋トレはしない」グループだったんですよ。

ガソリンがないと車が動かないように、テストステロンが不足した状態でいくら筋トレをがんばっても、筋肉はなかなかつかないということがこの研究結果から分かります。

――最後になりますが、読者の皆様へメッセージをお願いします。

藤森:最近、巷で「アンチエイジング」という言葉をよく耳にしますが、本当の意味でのアンチエイジングは、身体の内側(なか)が若々しいことによって初めて達成できると私は考えています。

つまり、身体の内側(なか)が若々しく健康な状態であって初めて、外見的な美しさも伴ってくる。この状態に持っていくためにも、ナチュラルホルモン療法の可能性をより多くの方に知っていただきたいですね。

(新刊JP編集部)

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