元SMAP中居派の移籍必至?ジャニー喜多川”求心力低下”の重症度

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元SMAP中居派の移籍必至?ジャニー喜多川”求心力低下”の重症度
元SMAP中居派の移籍必至?ジャニー喜多川”求心力低下”の重症度

 SMAP元メンバーで木村拓哉(44)以外の4人組の移籍問題が取りざたされる中、重要人物が遂に重い口を開いた。ジャニーズ事務所のジャニー喜多川社長(85)が13日、スポーツ各紙の取材に応じ、中居正広(44)ら4人組の移籍について「それぞれの気持ちに任せます」と答えた。日刊スポーツなどはこの発言について「容認姿勢」と報じているが、芸能記者は次のように分析する。

「離反者には制裁を加えるのがジャニーズの伝統。ジャニーズが所属タレントの移籍を易々と認めるとは思えない。『任せる』というのは、移籍問題について明言を避けるための方便とみた方が良いです」

 ジャニー氏は、

「出て行くということを前提に話はしていないと思いますよ。そんなやぼっちいタレントじゃないと思います」

 と独立の可能性は低いとの見解も示した。ただ、思い出されるのは解散騒動で盛り上がりをみせた昨年5月のジャニー氏の発言だ。取材を受け、解散を否定しながら、結局は真逆の結果となった。これについては、

「なんのうそもない。ただ、違ってくることもあります。そのへんは、お謝りしたい」

 と4人組を制御しきれていないことを実質的に認めた。

■問われるジュリー氏の手腕

 芸能記者が語る。

「ジャニーズの精神的支柱で現場にもまめに足を運んでいたジャニー氏も高齢となり、影響力の低下は否定できません。事務所の反対を押し切り、大みそかに4人組が最後の晩餐を強行したのはその象徴です」

 姉のメリー喜多川副社長も90歳を超える。毎年恒例だった元旦の川崎大師参拝も、今年は見合わせた。姉弟2人の強烈なキャラクター性で事務所を運営してきたが、寄る年波には抗えない。スポーツ紙記者は、

「事務所のガバナンスが弱まっていることは、4人組の後押しとなっています。ジャニーズとしては、4人組に『事務所をバックれても、何とかなる』と高をくくらせないように、締め付けが必要になります」

 と語る。

 ジャニー氏は今回の取材でSMAPについて頭文字を取り、「すばらしい・メモリー・ありがとう・パワー」と独特な感性を惜しみなく披露した。風変わりが売りの創業者2人の求心力の低下が指摘される中、後継者と目される藤島ジュリー景子氏(50)の手腕が問われる。

文・鈴木雄二(すずき・ゆうじ)
※1977年、神奈川県出身。全国紙社会部に在籍し、警察・検察などの事件取材や、ブラック業界、芸能界などの分野を幅広く取材している。主な著書に「警察のすべて」(宝島社刊・共著)がある。
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