「金八」はスターへの片道切符、3年B組で火がついたジャニーズタレントたち

アサジョ

「金八」はスターへの片道切符、3年B組で火がついたジャニーズタレントたち

 80年代のジャニーズアイドルで爆発的な人気を誇ったのは田原俊彦、野村義男、近藤真彦の「たのきんトリオ」。きっかけは、1979年放送の「3年B組金八先生」(TBS系)第1シーズンだった。

 生徒役がすでに決定していたにもかかわらず、ジャニー喜多川社長が担当プロデューサーに「とりあえず会ってください」とお願いし、10人の所属タレントを紹介。彼らには、劇団出身の子役と異なる天真爛漫さがあり、急きょ配役が変えられて、3人が出演にいたった。それがたのきんトリオである。

 以降、“金八”とジャニーズアイドルは切っても切れない関係になり、生徒役オーディションでは必ず数名が合格している。老舗女性週刊誌の古株記者は「その狭き関門をくぐった者は、ほとんどスターになりました」と、取材当時を振りかえる。

 元SMAPの中で金八出演を決めたのは、現在はオートレーサーとして活躍中の森且行。意外なことに中居正広と木村拓哉はオーディションで落ちている。

 続くTOKIOは全員オーディションで弾かれ、出演していない。その後、V6・長野博、風間俊介、KAT‐TUN・亀梨和也、NEWS・増田貴久と加藤シゲアキ、Hey!Say!JUMP・薮宏太と八乙女光などが、スターへの片道切符を手に入れた。先の記者は続ける。

「難役だったのは、第5シリーズ(99年~00年)の風間でしょう。優等生の仮面をかぶった二面性のある生徒役を演じました。第7シーズン(04年~05年)の八乙女も、薬物依存から抜けられない中学生の葛藤を文字通り体当たりで熱演。高く評価されました。八乙女は当時14歳だったこともあり、“金八”でリアルな中学生体験ができたそうです」

 テレビから学園ドラマが消えた今、ジャニーズJr.にとっては受難の時か。“金八”テイストなドラマの復興を願う声は多い。

(北村ともこ)

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