北野武も非難?日本アカデミー賞に早くも”出来レース”の声飛び交う (2/2ページ)
だが、その一方の俳優陣の顔触れにも疑問の声が飛び交っている。『ちはやふる-上の句-』で優秀主演女優賞、『怒り』で優秀助演女優賞にダブルで選ばれた広瀬すず(18)には「『ちはやふる』で主演女優賞にノミネートしてるのはなんで?」、東出昌大(28)には「64-ロクヨン-の永瀬正敏(50)や吉岡秀隆(46)のあの演技を押さえての東出受賞?」と首をかしげる映画ファンが少なくない。
「『シン・ゴジラ』でゴジラを「ガッズィーラ!」と言って失笑を受けた石原さとみ(30)でさえも優秀助演女優賞に入った。岡田准一(36)は特に話題になることもなかったが、まるでアカデミー賞に合わせたかのように主演作『海賊とよばれた男』を出してきた。ファンの間では、宮崎あおい(31)と一緒に最優秀主演賞に選ばれ、結婚する説がにわかに囁かれ始めている。とにかく政治的な臭いが隠してきれていないのが、日本アカデミー賞というイベントなのです」(前出・報道関係者)
3月3日に各部門の最優秀賞が発表される日本アカデミー賞。今年も波紋を呼ぶことは間違いなさそうだ。映画ファンの納得する結果になることを祈るばかりだ。
- 文・海保真一(かいほ・しんいち)
- ※1967年秋田県生まれ。大学卒業後、週刊誌記者を経てフリーライターに。週刊誌で執筆し、芸能界のタブーから子供貧困など社会問題にも取り組む。主な著書に『格差社会の真実』(宙出版)ほか多数。