映画「本能寺ホテル」出演者リレーインタビュー 最終回 平山浩行 (2/3ページ)
――その明るさ、いい意味での軽さは映画の魅力でもありますね。
平山 僕は映画の中でも、「ホテルのエレベーターが開いたら、タイムスリップから戻ってきた綾瀬さんが着物を着て正座してる」っていうシーンが好きなんですよ。なんかおかしいんですよね(笑)。
――平山さんの父親を演じるのは近藤正臣さんです。大ベテランとの共演ですね。
平山 近藤さんとは今回で2回目なんですが、役者としても、役柄の父親としても、言葉じゃないところでたくさん教わることができた気がします。撮影の後に、近藤さんいきつけのお店にみんなを連れて行ってくれたり。普段はあまりお酒を飲まれないそうなんですが、「今日は特別だから」と飲まれていました。そういうコミュニケーション、役者たちの雰囲気のよさも感じてもらえたら嬉しいです。そういえば、綾瀬さんとはかき氷を食べましたね。撮影は夏の京都、とにかく暑かった(笑)。
――『本能寺ホテル』は、主人公が自分の人生を見つける物語でもあります。平山さんが俳優という人生の目標を得たきっかけは?
平山 子どもの頃から、スクリーンやテレビの「向こう側」の人になりたいとは思ってました。一種のヒーロー願望というか。とはいえ田舎から出てきたのも遅かったですし、デビューは25歳。それまではバーテンダーのアルバイトをしてました。だから、演技の勉強もしていなくて、ひたすら現場で学んだんです。結果的に、そこで貴重な体験をさせていただいたかな、とは思いますね。
――主人公・繭子はタイムスリップして織田信長に出会い、大きな影響を受けます。平山さんが役者として影響を受けた人物は?
平山 尊敬する役者さんはたくさんいるのですが、人ぞれぞれ、表現方法も違いますし…。「この人みたいになりたい」という意味での影響はないですね。人の真似をするのが好きじゃないんです。やはり役者としては、自分なりの表現というものを作っていきたいので。
――平山さんは作品の中ではタイムスリップしていませんが、もしできるとしたら、どんな時代で、誰と会いたいですか?
平山 映画と同じ戦国時代…は、ちょっと危険ですかね(笑)。でも、行ってみたい時代はたくさんありますよ。