映画「本能寺ホテル」出演者リレーインタビュー 最終回 平山浩行 (1/3ページ)

週刊実話

 現代の失業OLと歴史ミステリー「本能寺の変」が交錯するユニークな映画『本能寺ホテル』で、平山浩行は「現代」サイドの代表的人物ともいうべき、主人公の婚約者・吉岡恭一を演じている。25歳と遅いデビューながら『BRAVE HEARTS 海猿』など数々の話題作に出演してきた平山。映画、ドラマを問わず、常に映像の最前線で活躍している俳優だ。
 そんな平山に、今では珍しいオリジナル企画である『本能寺ホテル』の魅力、そして俳優としてのスタンスを語ってもらった。

 ――『本能寺ホテル』は漫画や小説の原作がなく、シリーズものでもない完全オリジナル作品です。役作りの上でも違いが出てくるのでしょうか?

 平山 一番大きいのは「自由」だということじゃないでしょうか。原作の決まったイメージがないので、自由に演じられる。ある意味、なんでもありですよね。その場の空気感によって自由に役柄や演じ方を変えていけるという面白さがあります。枠が決まっていないからこそ、役が膨らんでいく。

 ――平山さん演じる恭一は、婚約者である主人公・繭子(綾瀬はるか)の意見を聞かず、何でも勝手に決めてしまう男。ところが、物語が進むにつれて変化していきます。いわば成長するキャラクターになっていますね。

 平山 まさに、そこがこの映画の自由さ、撮影中に膨らんでいった部分なんです。最初はそういう話ではなかったんですが、演じながら「これ、恭一も成長していったほうが面白いよね」と。そのことでキャラクターも演技も変わりました。微妙なニュアンスなんですが、本当に育っていった感じですね。作品としても、そのほうが面白いものになったと思います。

 ――綾瀬さんとの共演はいかがでしたか? 今回は天然というか天真爛漫な部分もあって、我々が普段感じている綾瀬さんのイメージに近い役のように感じたのですが。

 平山 僕は初共演だったんですが、その「天然」と言われる部分が、綾瀬さんのよさなんだなと実感しました。現場の雰囲気をパッと明るくしてくれるんですよね。

 ――「ザ・女優」といった堅苦しさがないんですね。

 平山 本当に気さくな方ですよ。あの明るさは本当に素晴らしい。

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