サンスポ、水戸正晴の万券を生む血統論「ナスノセイカンが波乱起こす」 (1/2ページ)

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サンスポ、水戸正晴の万券を生む血統論「ナスノセイカンが波乱起こす」

 今週は中山で「AJCC」が行われる。比較的堅く収まる傾向だが、4年連続で1番人気が馬券圏外に消えており、波乱の可能性も十分だ。一方、中京の「東海S」は、ハイレベルと言われる明け4歳馬グレンツェントに注目。

 アメリカJCCが今週のメイン。すでに58回目となり、歴史的レースの仲間入りを果たした感があるが、大きなレースの前哨戦という趣はなかった。しかし、今年は2000メートル前後を最も得意とする、俗に言う中距離馬にとって、この春、天皇賞・秋に匹敵する目標GIレースが創設された。周知のとおり大阪杯(阪神、芝2000メートル)がそれ。

 よって、そこを目標にこの冬場に始動する馬も多くなるはず。AJCCは、その意味で重要なステップ重賞として、今後、価値を高めていくに違いない。だからだろうか、今年は例年になく多頭数で争われることになりそうだ。

 ただ、GI勝ちの肩書があるような一線級は、寒い時期は無理を避けたいようで、この顔ぶれには入っていない。それでも、昨秋のエ女王杯で2着したシングウィズジョイを筆頭として、顔ぶれはなかなか。それだけに、これまでになく、見応えある熱のこもったレースが見られそうだ。

 それでは、まず簡単にデータをひもといてみよう。03年に馬単が導入されて以降、その馬単で万馬券になったのは4回(馬連は3回)。1番人気馬は4勝(2着0回)、2番人気馬は5勝(2着2回)と、比較的堅く収まる重賞であるようだ。やはり出走してくる以上、実績ある力量馬は軽く見てはいけないということだろう。

 では、顔ぶれを見てみようか。低迷を続けているが、それでも復活の兆しが見えるワンアンドオンリー。そして、前述した牝馬シングウィズジョイ。中距離路線の常連クリールカイザー。今年の飛躍が期待されるゼーヴィント、タンタアレグリア。休み明けを一度使われて変わり身が見込まれるリアファル、ルミナスウォリアーなどが人気、有力どころとして数えられるだろうか。

 しかし、穴党としては他の馬に目をつけてみたい。狙ってみたいのは人気薄の一頭、ナスノセイカンだ。昨年の今頃は、まだ500万条件馬。

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