一人暮らしの食費って平均いくらぐらい? 社会人と大学生での金額の違いは?

フレッシャーズ

大学生になって初めて1人暮らしを始めるみなさんは、食事も自分で用意することになりますね。全て外食で済ませると食費がかさんで仕方ありません。できるだけ自炊をして食費を抑えたいものですが、さてこの「食費」、果たしてどのくらい掛かるのでしょうか。今回は、これから一人暮らしをはじめるみなさんのために、一般的な一人暮らしの食費についてご紹介します。


■一人暮らしの食費はいくらぐらいが多い?

『独立行政法人 日本学生支援機構(JASSO)』が2年ごとに大学生の生活について調査を行っており、その中に大学生の食費についてのデータがあります。「平成26年度学生生活調査結果」によりますと、「下宿、アパート、その他に居住する大学生」、つまり一人暮らしをしている大学生の食費は月額、

●国立大学に通う大学生の場合:2万8,633円
●公立大学に通う大学生の場合:2万6,908円
●私立大学に通う大学生の場合:2万7,750円
●平均:2万8,333円
※元データは年額ですが筆者が12で割って月額にしています。

となります。これは修士課程のみなさんを調査した結果ですが、食費は3万円未満で抑えていることがわかりますね。

もう一つ統計データを見てみましょう。

総務省の「家計調査」の中に「1世帯当たり品目別支出金額(単身世帯・勤労者世帯)」があります。「2016年7-9月期」の最新データを見てみますと、7-9月の3カ月で「13万3,659円」となっています。勤労者(つまり働いている人)では「14万4,587円」です。

1カ月平均にしてみると、

●単身者全体で1カ月:4万4,553円
●勤労者の単身世帯で1カ月:4万8,196円

の食費です。大学生と比べるとけっこう掛かっていることが分かります。外食もするでしょうし、なかなか学生時代のように3万円未満で抑えるのは難しいのでしょう。

■食費を抑えるコツとは?


一人暮らしをしている大学生の多くは1カ月にだいたい3万円未満でやっていることが分かりました。しかし、油断するとスグに膨らんでしまうのが食費です。できるだけ節約して食費を抑えるようにしましょう。食費を抑えるには次のような点が重要です。

●外食をせず、できるだけ自炊する
●日持ちがして安価な食材を使う
●食材をまとめ買いする
●使い損なった食材、また作り過ぎた料理を無駄にしない

できるだけ自炊するのは基本中の基本。お昼ご飯にお弁当を作って持っていくのも有効な手段ですね。また、安いときに日持ちする食材をできるだけまとめ買いしておくのも賢い方法です。必要であれば冷凍しておく、といった方法も使いましょう。

物価の優等生といわれる「卵」、またモヤシといった食材は一人暮らしの強い味方です。安価ですが栄養価も高いですから工夫して料理に使いましょう。使い損なった素材はただ捨てることのないようにします。料理も食べきれないから、と捨てるのはいけません。冷凍保存してまた後で食べるようにしましょう。食費を抑えるコツは、いかに無駄をなくすかが大事なのです。食材の保存に注意して、できるだけ全てを使いきって料理することを心掛けましょう。

食費は日々の生活を営む上で重要な出費です。あまりに節約し過ぎてあなたの健康を損ねるのは考えものですが、必要以上に出費がかさまないように賢く努力しましょう。

⇒データ出典:独立行政法人 日本学生支援機構(JASSO)の「平成26年度学生生活調査結果」
http://www.jasso.go.jp/about/statistics/gakusei_chosa/2014.html
⇒データ出典:総務省統計局「家計調査」の2016年7-9月期 1世帯当たり品目別支出金額(単身世帯・勤労者世帯)
http://www.e-stat.go.jp/SG1/estat/List.do?lid=000001162867

(高橋モータース@dcp)

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