MEN’S EYE vol.61 佐野恭平《前編》 (1/3ページ)
キレイになりたい、イイ女になりたい、そんな時、男性からの意見は欠かせないもの!今をときめく旬な男性を、bimajin編集部が独自の目線でイイ男をピックアップする、特別連載コラム「MEN’S EYE」。
今週は、モデルとして晴れ晴れしく活躍したのち、インターネットメディアを立ち上げ、自ら編集長に!そんなヤングメンズ界の異端児、佐野恭平にインタビューさせていただきました。その知られざるバックグラウンドから、演者から裏方へ転身したからこその視点で語ってくださったこととは…?!
家主の女性たちは働いていて、昼間は家におらず暇だったので、渋谷や原宿などをふらふらしていたときにスカウトされたんです。暇だったし、あとお金も欲しかったので、騙されたと思ってやってみようとモデル業を始めました。
当時は悲観主義で、可能性も人も信じてなかったですし、人前で何かするなんて考えたことがありませんでした。地元に感じる無難なサイクルから抜け出したくても出来ないと思ってたし、進学校に入ったものの進路希望には「フリーター」と書いてましたね。現実を直視したくないけど、この状況から抜け出したい。そんなフラストレーションを抱えてたときに与えられたモデル業は光でした。自分が必要とされてる、求められてるという実感が何よりも嬉しかったです。 演者から裏方という転身はよくある中でなぜメディア編集長だったのですか? 佐野:モデル時代から一貫して思ってたことは、「イケメンは潰しがきかない」ということです。万能に見えるかもしれないけど、イケメンは5教科の中の一教科が抜群にできるだけ。本当は、総合力でみたらめちゃくちゃ低いんですけど、顔だけでも無条件にチヤホヤされるんですよね。そりゃ天狗になる子の気持ちも分かりますよ(笑)。そうした環境の中で危機感を感じるようになり、手に職をつけるイケメンになりたいと自然に思うようになりました。