【プロ野球】崖っぷちから羽ばたけ! ファンが“それでも期待する”西田哲朗(楽天)の今シーズン (2/2ページ)
■キャリア暗転を招いた2015年の骨折
順調な成長を見せた西田にとって痛すぎたのは、2015年のケガ。久米島キャンプで左足甲を骨折してしまうのだった。このケガで出遅れた西田は復帰後も調子が上がらない。4度の登録抹消を繰り返し、自慢のバットでも62試合、183打席で打率.220、8打点、1本塁打と低迷する。
登録名を「哲朗」に変更し、仕切り直しで臨んだ2016年も精彩を欠いた。遊撃の定位置争いで新人・茂木栄五郎に屈し、出場数はわずか11試合。21打席で打率.100、1打点、1本塁打という、プロ2年目以降ではワーストの1軍成績に終わる。
この間、バットを寝かせたり立てたりトップの位置を頻繁に変更したりと、打撃フォームの試行錯誤も続いた。
■本来の姿を取り戻せば、人気実力兼備の内野手になるはず!
三好匠ら下の世代の成長も著しい。しかし、西田が持つ1軍・2軍通算1963打席の経験と、2014年に見せた活躍は財産だ。コンディションを整え、迷いをなくし、打撃フォームを固めることができれば、紆余曲折を辿った経験が肥やしになり、2014年から停滞したままの成長曲線を、ふたたび上向きに描くことができるだろう。
内野レギュラー陣は今江年晶、藤田一也が30代半ば。適度に休養を挟みながらの起用になるはずだ。そのときこそ、西田の活躍が必要になる。
チームでも1、2を争う人気者。昨年のバレンタインではチーム最多のチョコをゲットした。それだけに、復活を期待するファンの声は根強い。
今はまさに「崖っぷち」に立っているが、ファンの声に応えるべく、カクテル光線のなか、ふたたび羽ばたき、新たな物語を紡いでほしい。
- 柴川友次
- 楽天に関するありとあらゆるデータの収集を標榜する、鷲ファンきってのデータマン&野球ブロガー。各種記録や指標等でイーグルスの魅力・特徴を定点観測する有料メルマガは、まぐまぐスポーツ・アウトドア有料版ランキングでTOP10入りする支持を集めている。