西内まりやが月9に引導を?視聴率8.5%のワースト発進で”枠消滅の危機”

デイリーニュースオンライン

『突然ですが、明日結婚します』公式サイトより
『突然ですが、明日結婚します』公式サイトより

 不名誉な歴史はまだ続きそうだ。月9ドラマ『突然ですが、明日結婚します』(フジテレビ系)が平均視聴率8.5%(ビデオリサーチ調べ、関東地区、以下同)でスタートした。放送直後から視聴者の間で「逃げ恥のパクリ」「原作破壊」「ベタ演出」「演技下手」と“魔の四重苦”が巻き起こり、さらなる視聴率低下が懸念されている。

■消滅説に拍車かける月9史上で最もレベルが低い二人?

 1月23日からいよいよ始まった『突然ですが、明日結婚します』。第1話では、結婚して専業主婦になりたい銀行員・高梨あすか(西内まりや・23)と、結婚したくない人気テレビアナウンサー・名波竜(山村隆太・32)が出会い、お互いの結婚観をぶつけ合う。

 ネット上では評価する声もあったが、負けず劣らずブーイングの勢いが強かった。「月9史上一番レベルが低い二人じゃない?」「ナナリュー滑舌悪くてアナウンサーに見えない」「見どころが不明」と非難のオンパレードになっている。

 翌24日に発表された平均視聴率は8.5%。前期の爆死ドラマ『カインとアベル』(フジテレビ系)の8.8%をさらに下回るスタートとなった。初回の“ご祝儀視聴”に加え、放送日の1月23日から24日かけては寒波が襲来。24日朝は都心でも氷点下を下回ると見込まれ、あまりの寒さに、寄り道せず自宅へ帰った人も少なくなかっただろう。その恩恵を受けてもなお低い数字だった。

「西内と山村の演技力はお世辞にも良いとは言えず、ジワジワ話題になっている『カルテット』(TBS系)なら主演は到底無理なレベル。極めつけは歌手であるflumpoolの山村が主題歌を歌わず、代わりに西内が新曲『Motion』をお披露目する。最初から月9を西内のPVにするつもりだったのだろうか」(報道関係者)

『突然ですが、明日結婚します』が非難を受ける理由は、他にも多数ある。同作は漫画家・宮園いづみ氏の同名漫画を原作としているが「原作壊しすぎで最悪」「逃げ恥のパクリ」という声が目立つ。加えて、主演二人の手が偶然触れ合ったり突然のキスで西内が驚いたりなど、作品の演出は昭和のトレンディードラマさながら。視聴者から「ベタベタのベットベト」と不評だ。

 また今期はカンテレ制作の『嘘の戦争』(フジテレビ系)を除けば、フジテレビが主導で制作するドラマはどれも不調の極み。『突然ですが、明日結婚します』に『嫌われる勇気』と『大貧乏』を加えた3本が、今期の新ドラマの初回視聴率ワースト3を牽引している。このまま月9枠の最低視聴率をさらに更新するのか。

「とにかくアラが多過ぎる。特に演出は、古臭くて寒い。見ているこっちのほうが恥ずかしくていたたまれなくなる。視聴率がもっと下がっても不思議はない。フジは当分新ドラマの枠で過去の名作を再放送したほうがいいんじゃないか」(前出・報道関係者)

 スタートダッシュに失敗した『突然ですが、明日結婚します』。第2話は視聴者をあっと言わせる仕掛けを用意しているのか。はたまた一部メディアで囁かれる“月9消滅説”に拍車をかけるのか。視聴率の巻き返しに成功するのか注目だ。

文・海保真一(かいほ・しんいち)
※1967年秋田県生まれ。大学卒業後、週刊誌記者を経てフリーライターに。週刊誌で執筆し、芸能界のタブーから子供貧困など社会問題にも取り組む。主な著書に『格差社会の真実』(宙出版)ほか多数。
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