【プロ野球】青木宣親と山田哲人の共演、早仕上げのバレンティンetc…。ヤクルトファン的WBCの楽しみ方! (2/2ページ)

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 なんとスタメン中7名が2ケタ本塁打。20本塁打以上が6名という脅威の強力打線が完成したのだ。代打の切り札に清原和博を据え、清原も12本塁打。この年、チームはプロ野球歴代記録となる259本塁打をかっ飛ばした。

 そしてチームは優勝と言いたいところだが、なんと結果は3位。思ったよりも投手陣が奮わず、競り負ける試合が予想以上に多かった。「4番をかき集めて……」批判の論拠となる結果だった。

■それでも巨人の“脳筋補強”が見たい

 それでも2004年は、開幕から33試合連続で本塁打が飛び出すなど、エンターテイメント性は抜群だった。

 こんなことを言うと野球通の方々にお叱りを受けそうだが、個人的にはたとえ贔屓チームが勝利しても、チケット代を払って球場で「スミ1」の試合は見たくない。投手戦ならテレビで見たい。

 確かに2004年の巨人は「脳筋(脳みそまで筋肉の略)」という力技のチームだったかもしれない。しかし、そこにはワクワク感があった。

 近年は、「どういうチームスタイルで勝つのか」がハッキリと見えてこない球団が多い。確かに勝利は重要だが、結果だけに傾倒し、緻密になりすぎると野球のマニア化は進む一方だと感じる。

 手堅い大型補強もいいが、その進む先が“勝利”だけでは物足りない。ワクワクさせてほしいのだ。2004年のリベンジを果たすべく、巨人さん、来オフは「他球団の4番」を2、3名獲ってくれませんか……?

文=落合初春(おちあい・もとはる)

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