年俸制とはどういう意味? メリット・デメリットを解説!

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年俸制という言葉は、野球やサッカーの選手の年俸額を伝えるニュースで知った人も多いのではないでしょうか? 日本の企業の給与形態は月給制が多いですが、外資系の企業では年俸制のところも多いですし、日本企業でも月給制か年俸制を選択できる企業や月給制から年俸制へ切り替える企業も増えています。希望する企業の給与形態が年俸制であったときのために、年俸制の特徴を理解しておきましょう。今回は、年俸制の意味とメリット・デメリットについて解説します。


■年俸制とは?

年俸制とは、給与の額を1年単位として決定する制度。しかし、年度初めに提示される年俸額が1度に支払われるのではありません。労働基準法により、月1回以上の支払いが必要ですから、年俸額を分割し、毎月支払います。12分割して月々1/12の金額を支給するケースや、年俸額を14分割して、月々に1/14、夏季賞与として1/14、冬季賞与として1/14を支給するケースもあります。

■年俸制のメリットは?

1年間の給料が明確であると、ローンの計画などの長期的な計画が立てやすい点がメリットといます。また、仮に仕事の成果を残せなくても、1年間に支給される給与は確定しています。企業側としても、年俸制の場合、人件費が確定しているので、経営計画を立てやすいことは大きなプラスになります。また、年俸の額は給与が年齢や経歴で決まるのではなく、仕事の実態が給与に反映されるため、社員のやる気を引き出すことができ、モチベーションを上げるメリットがあります。

■年俸制の意外なデメリットとは


契約期間中給与額を変えられないことは会社側にとっては大きなデメリットになることがあります。社員が仕事で成果を上げてくれれば問題ないのですが、大きなミスをしても、年俸制で契約済ですから、規定の給料を支給しなければなりません。社員にとっては、事前に給与額が決定していることはメリットと考えられますが、期間中に給与の上昇が期待できず、また会社側からの評価が低いと、年俸額が前年より下がることになります。期間中に給与が変わらない年俸制は、メリットがデメリットにも変わるシステムといます。

年俸制での募集の求人では、会社が社員にどのような活躍を求めているのかを面接でしっかりと確認しておくことが大切です。また、年俸制といっても、企業によりさまざまな仕組みがあるので、ルールをきちんと確認しておきましょう。年俸制の場合、原則、業績を反映して支払われるボーナスというものはありませんが、特別ボーナス、あるいは一時金を支給するケースもありますのでよく確認しておきましょう。

文・学生の窓口編集部

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