ユニークな採用試験「逆面接」とは? 就活生なら知っておくべき意味と対策

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「逆面接」という言葉は、まだまだ聞き慣れないかもしれませんね。最近増えてきているユニークな採用試験の1つですが、一体どんなものなのでしょう? また、企業はなぜ「逆面接」を取り入れているのでしょうか? そして、就活生はどのように対応したらいいのでしょう? 逆転の発想から生まれた「逆面接」について、就活生なら知っておくべき意味と対策をまとめてみました。ぜひ参考にしてみてください


■就活生が面接官!?「逆面接」とは

「逆面接」とは面接を受ける立場の人が面接官となり、面接をする立場の人に質問をするという面接方法のこと。つまり、役柄が逆転するという意味です。このような面接法を取り入れる目的は、質問させることで受験者の質問力、問題解決力、積極性、度胸、視点、自信などを見極めたいからです。受験者は応募企業に関して知りたいことを質問をしますが、個性を出すためには他の人とは違う視点での質問が求められます。従来の面接より人柄や考えが前面に出るユニークな面接法といるでしょう。

■「逆面接」で成功するための対策

逆面接を成功させるための対策として最も簡単なのは、ロールプレイでの練習です。3人1組みで「面接官」「受験者」「観察者」の役を順番に受け持ち、それぞれの立場から客観視できるように練習します。3人揃わない場合は、2人で「面接官」と「受験者」を交互に受け持つようにしましょう。受験者役のときには質問の意図をきちんと把握して答え、面接官役のときには受験者から何を聞き出したいのかを明確にする必要があります。また、逆面接に備えてシミュレーションしておくのもいいかもしれません。

■「逆面接」で面接官が質問されたいこととは?


逆面接を取り入れる企業では、就活生がどんな質問をしてくるのか楽しみにしているはず。つまり、ありきたりの質問ではダメだということです。また、それを聞いてどうするの? と思われるような質問もおすすめできません。質問はその人の興味の現れですから、待遇面の質問ばかりでは面接官を失望させることになるでしょう。就職のための面接で最も重要なのは仕事内容の確認。面接官は、「この会社でやりたいことをやらせてもらえるのか」という質問を待っているはずです。

「逆面接」は実施する企業側に負担がかかることもあり、導入できる企業は限られるかもしれませんが、受験者の本質を見極めるという観点では評価を得ています。就活生にとっても面接官にとっても能力が試される逆面接。どちらにしても、マニュアル人間では通用しないということかもしれません。普段からマニュアルに頼らず、自分の頭で考えたことを自分の言葉で表現できるように心がけてみてはどうでしょう。

文・学生の窓口編集部

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