【世界のお祭り】平成29年2月9日開催 愛知県稲沢市 尾張大国霊神社(国府宮神社) 国府宮はだか祭り (1/2ページ)
名古屋から名鉄電車(名古屋本線)で約15分でアクセスできる愛知県稲沢市。
尾張大国霊神社(国府宮神社/こうのみやじんじゃ)があることで知られ、毎年旧暦1月13日に執り行われる「国府宮はだか祭り」は奇祭として有名です。
「国府宮はだか祭」は、正確には「難追神事」といい、その起源は神護景雲元年(767年)に称徳天皇の勅命によって行われた祈祷だと言われています。
ちなみに「難追(なおい)」とは、「難を追う」の意味で、すなわち厄除けのこと。
そんな伝統ある国府宮はだか祭の今年(平成29年/2017年)の開催日は2月9日。
国府宮はだか祭では、毎年「神男(しんおとこ)」と呼ばれる役が1人選ばれ、その神男は国府宮はだか祭の前、三日三晩おこもりをして身を清めます。
そして、国府宮はだか祭当日、朝5時に行われる「神男一番祈祷」が済むころには、厄除けのご祈祷を受ける人たち、お守りの「なおいぎれ」をもらう人たちが続々と国府宮神社にやってくるのだとか。
稲沢市内の各地域では、地区ごとに裸男たちが集団になり、「なおいぎれ」をたくさん結んだ「なおい笹」を捧げるため、自分たちの地区から国府宮神社に向けて、声を上げながら練り歩いていきます。
(この日は市内広範囲にわたり交通規制が敷かれます。)
例年2月上旬と、非常に寒い時期に開催されるため、年によっては雪が積もっていることもあるのですが、裸男たちは老いも若きもふんどし姿。稲沢市では、はだか祭の日はすべての公立中学校・小学校が休みになるため、たくさんの小学生たちも参加しています。
大人たちの多くはお酒を飲みながら歩いており、ときには酔っぱらって道端に座り込んでしまっている人も。