嵐と違うことしないと…関ジャニ・横山裕が告白した現状への危機感
2月3日に放送された『ダウンタウンなう』（フジテレビ系）に、関ジャニ∞横山裕（35）がゲストとして登場。ダウンタウンと坂上忍がゲストが待つ飲食店に出向き、実際にお酒を飲みながらトークする企画「本音でハシゴ酒」に、ジャニーズアイドルとして初めて出演した。
程よくアルコールが入っていることで、横山のトークもノリノリ。溺愛する弟の話や芸人との交流が語られていたのだが、横山がグループについて語る場面では、思わず真剣なトーンで悩みを明かした。
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横山は、松本人志が「関西人は2回売れなアカン」と言っていたことが頭に残っていると語り、「関ジャニ∞も今、それをちょっと痛感してるんですよ」と話し始める。浜田雅功や坂上は「もう2回目入ったでしょ？」と、横山の言葉にピンと来ていない様子だが、「今、ちょっと（関ジャニ∞が）ノッてきたなと思うんですけど、なんかどっか……メンバーとしゃべってても、なんかちょっともう1コ上がらなアカンなっていうのは……」と、グループの現状について感じていることを吐露。
さらに、「嵐やっぱすごじゃないですか」と、関ジャニ∞とほぼ同期の嵐を意識した発言が出てくる。これには浜田が「全然ちゃうからな！」とすかさずツッコミを入れ笑いを取っていたのだが、横山自身も「そこ（嵐）と違うとこ目指してやらなアカン」という気持ちはあるよう。バラエティ番組のため笑い混じりな会話ではあったが、横山、そして関ジャニ∞が抱えているリアルな悩みが垣間見える放送でもあった。
また、関ジャニ∞が1月25日にリリースしたシングル「なぐりガキBEAT」の「新春特盤」に収録された特典映像でも、メンバーの本音が語られている。
「7人だけの新年会2017」と題し、メンバー全員居酒屋に集合してただただ楽しく騒いでいるだけ、という関ジャニ∞らしい映像なのだが、最後にグループとしての今年の抱負をそれぞれ発表することになり、空気が一変。横山が『ダウンタウンなう』で語っていた「もう1コ上がらなアカン」という気持ちを、メンバー全員が感じているようだ。
中でも大倉忠義は、16年の関ジャニ∞は話題性に乏しかったという印象があるようで、「悔しいなって思って」と素直な気持ちを明かした。とはいえ、大倉も横山と同じく今の関ジャニ∞は上り調子だと感じているよう。もう一歩踏み込んで“話題”になるためには、「一般の人が見る中の視点」に少しずつでも入っていきたいと思いを語っていた。
そして渋谷すばるも、「悔しいですよね、まだまだボクらは」「なにも満足してないですし、上には上が果てしなくいるし」と、素直な思いをメンバーに明かす。17年はさらにグループとして結束するため、「仕事としての会話を、もっとしていきたい」と具体的な目標を熱く語っていた。
2人の口から飛び出した「悔しい」という言葉が、関ジャニ∞の現状を物語っているよう。しかし、彼らの声を聞いたファンからは、「確かに、ファンじゃない子からの知名度はまだまだだなって思うときはある……でもそれを『悔しい』と感じていてくれて安心した」「『ハシゴ酒』でも『新年会』でもそうだけど、エイト自身が1番エイトの現状をちゃんとわかってるよね。それならあと1歩上に上がれると思う」「こんなに人気があっても、まだ上を目指してるその姿勢に胸を打たれた。エイトが満足できるところまで、それ以上も支えていきたいな」と、さらなる応援の活力になったという人も多い。
各所で語られた本音から、メンバーの「売れたい」というシンプルで貪欲な気持ちが見えてくる。17年はグループにとって“勝負の年”となるのだろうか。関ジャニ∞の活躍に期待したい。
- 文・ジャニーズ研究会（じゃにーずけんきゅうかい）
- ※ジャニーズを愛する有志による記者集団。『ジャニーズ50年史』『完全保存版ジャニーズの歴史――光も影も45年』『ジャニーズに捧げるレクイエム』（鹿砦社）など多数の出版物を刊行。
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