100円玉が100万円?とんでもない高値が付くエラー硬貨。偽造したら? (2/2ページ)

相談LINE

もちろん、流通している貨幣の散逸を防止する意味もあるのでしょう」(飛渡貴之弁護士)

■綺麗にするためだけに加工するならば問題はないが、やりすぎると…

無目的で貨幣を偽造する人はそうそういないだろう。やはりそこは悪用することに目的をおいているのだろうが、もしも純粋に貨幣を綺麗にするという目的だけで加工した場合でも、法律違反に問われることはあるのだろうか。

「貨幣を綺麗にすること自体に何ら問題はありません。確かに、研磨剤等を用いて、貨幣をきれいにすることはあり得ます。しかし、多少研磨し過ぎる程度ではなく、貨幣の輪郭が変わるとなると問題となるでしょう。そもそも、輪郭が変わるまで研磨することは、貨幣を綺麗にするためではないといえるでしょう」(飛渡貴之弁護士)

主にオークションで取引されているエラー硬貨だが、中には偽物も数多く出回っているという。これまで述べてきたように重大な罪に問われる硬貨の偽造であるが、そんなことはお構いなしと言わんばかり詐欺行為を働く人がいるというのだ。もしも購入する場合は、プロの鑑定士を通すことをお薦めしたい。

参照リンク:エラーコイン 50円硬貨 昭和56年 穴ずれ レア 貴重

「100円玉が100万円?とんでもない高値が付くエラー硬貨。偽造したら?」のページです。デイリーニュースオンラインは、マネーなどの最新ニュースを毎日配信しています。
ページの先頭へ戻る