ちゃんと先端をくわえないと喉奥に…「ボンボンアイス」の思い出

まいじつ

ちゃんと先端をくわえないと喉奥に…「ボンボンアイス」の思い出

幼いころに食べた駄菓子。

いまのアラサーやアラフォー世代が小さいとき、現在ほどコンビニはなかった。その代わり、いまではほとんど見なくなってしまった、『○○商店』というような駄菓子屋さんはよくあった。おやつと言えば駄菓子で、よく母親に小銭をねだって兄弟で買い物に行ったものだった。

大体一度にもらえる小銭は50円で、駄菓子であれば充分買えた。定番の紐アメやラムネ、ヨーグルなどが人気だったと思う。

特に印象に残っているのは『ボンボンアイス』というものだ。

地域やメーカーによって名前が違うようだが、『爆弾アイス』や『おっぱいアイス』などとも呼ばれるらしい。ゴム風船のような物にアイスが入っている。

丸くぱんぱんにアイスが入っており、注入口には留め具が付いていたり輪ゴムがついている。

ハサミなど持ち歩いていないので歯で先端を噛み切る。口に入れると、独特のゴム臭がする。この丸い形状がなんとも食べづらく地面に落としてしまったり、手が冷えてしまうのを覚えている。

そして必ずと言っていいほど、最後はゴムが縮む力で、勢いよくアイスが飛び出してくる。油断していると服にかかってベタベタになる。そうならないように、先端をしっかり口にくわえていればいいのだが、そうすると、喉の奥に勢いよくアイスが入ってきてむせたりするのだった。

現在、駄菓子屋で販売されなくなったボンボンアイス。しかし、食品メーカーのシャトレーゼでは、当時のボンボンアイスと同じゴム風船にはいった『ボンボン』というアイスが販売されている。丸形から、楕円形と形が変わり食べやすく改良されている。6個入りで298円。1個当たり50円ほどで、当時と価格もさほど変わらない。

コンビニやスーパーが増え、どんどん少なくなっていった駄菓子屋。駄菓子屋には、甘くてカラフルなお菓子だけでなく、そこには懐かしい思い出がある。友達と駄菓子を買って、公園で食べたあの子供時代。

懐かしい駄菓子を食べるたびに鮮明に思い出す。

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