進退伺とは? 意味と書き方を知ろう【例文付き】 (2/3ページ)

フレッシャーズ

重要なポイントは、進退伺には、
●提出者が過失に対する責任を認めている
という意味が込められていることです。ですから進退伺とは「過失に対する責任を認め会社の処分(退職か否か)に従います」というものなのです。また、重大な過失に対するものなので、進退伺と共に「始末書」を併せて提出するように求められることもあります。

ややこしいのですが、社員が重大な過失を犯したときには会社が「懲戒解雇」を選択することがあります。会社員のキャリアにとって懲戒解雇は致命的です。次の会社を探すときにも苦労するかもしれません。

退職届を提出して受理されれば懲戒解雇を避けることはできます。しかし、会社が退職届の受理を拒否すればそれもできません。進退伺は、懲戒解雇を避け、会社の穏便な処置を期待して提出するといったケースもあるのです。

また、自分の部下が重大な過失を犯した場合に、上司の監督責任ということで進退伺を提出しなければならないこともあります。このようなケースでは、過失を犯した部下の始末書・進退伺と共に、直属の上司も進退伺を提出することになります。

■進退伺の書き方とは? ポイントは簡潔&的確に書くこと


進退伺の書き方は、まず簡潔に書くことです。余計な修飾や書き手の過剰な気持ちなどは排除します。また、その過失がどのように起こったか、またなぜ起こったのかなど、事実関係は明記されていなければなりません。

●進退伺を書く際のポイント

・簡潔に記述する
・事実関係を明記する
・過失に対する責任があることを明記する
・謝罪の意思を伝える

上記のポイントを踏まえて進退伺を作成するようにしましょう。また、書式として必要な要素は、

・宛先:社長が一般的(人事権のある人)
・「進退伺」という文書名
・進退伺を提出する日付
・提出者の部署名
・提出者の氏名・肩書
・本文

となります。以下に例文をご紹介します。

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