核兵器で世界の尊敬を得る?中国の”対日”核ミサイル戦略の実態 (2/2ページ)
日米を敵対視している中国ですが、僕は恩を仇で返す行為だと思います。日本が高度経済成長を遂げ、アメリカが世界のリーダーとして君臨した1960〜70年代、中国では文化大革命が発生し、国内のあらゆる生産手段は停止し資本家や知識人たちは次々と弾圧されました。
僕の両親は文化大革命時に10代後半〜20代中盤の青春時代を過ごしたのですが、当時の中国は殺戮の嵐が吹き荒れていて、真っ当な教育や労働が行えなかったようです。文革時は鎖国状態だった中国ですが、80年代に鄧小平による市場経済導入の影響などから、ようやく開放されました。当時、日本とアメリカが多額のODA(政府開発援助)を行った影響から、中国国内には多くの親日、親米派が誕生したそうです。
80年代以降、日本とアメリカが多額の経済援助や投資、技術提供を行った結果、中国経済は復活しました。現在ではGDP世界2位と名目上は経済大国となった中国ですが、最大の功労者は日本とアメリカといえます。その二カ国を仮想敵国とし核ミサイルで狙いを定める中共政府、ならびに反日、反米思想を持つ中国国民は恥ずべき存在です。
核ミサイルによる畏怖により世界から崇拝されようとする中国ですが、日本の工業製品やアニメ・ゲーム、アメリカの映画やITメディアのように優れた文化を生み出さなければ真の尊敬を得ることは不可能でしょう。そして、集団自衛権など日本の防衛力向上を批判する左派層は、武力を最大の外交手段と考えているのは中国であることを自覚し、今後は中共政府を批判してもらいたいと思います。
著者プロフィール

漫画家
孫向文
中華人民共和国浙江省杭州出身、漢族の33歳。20代半ばで中国の漫画賞を受賞し、プロ漫画家に。その傍ら、独学で日本語を学び、日本の某漫画誌の新人賞も受賞する。新刊書籍『中国が絶対に日本に勝てない理由』(扶桑社)が発売中。