現在放送中の月9ドラマ、『突然ですが、明日結婚します』（フジテレビ系）の低視聴率ぶりが凄まじい。2月13日に放送された第4話は、平均視聴率6・6％（ビデオリサーチ調べ、関東地区）で、月９史上最低を更新した。そんな中、主演をつとめる西内まりや（23）と、相手役のflumpool・山村隆太（32）がTwitter上で行ったやりとりが、ネットユーザーたちをざわつかせている。

　事の発端は、今月1日に山村が、「くそー　もうちょいドラマの宣伝したはずやのに！　笑」と投稿したこと。これに対し西内が「結婚観が多様化してる様にテレビ視聴も多様化しているから気にしなーい。って思いたーい」と返信を送ったのだ。すると山村は、自分のツイートはあくまでも自身のトークショーに関するツイートだと返信。さらに西内に、「そっちが気にしてるんじゃないの？　おれ視聴率とか全く興味ない」と反論したのだ。するとさらに西内が、「フォローしたつもりだったのに、逆にされちゃった。笑　名波さん。アナウンサーなら気にした方がいいんじゃないですか？」と、山村の役名でからかった。こうしたやりとりが続いた末、最後は山村がドラマ中のセリフを用いて「嫌いになってもいい、、、？」とツイートしたことで完結した。

　この二人のやりとりはネット上でも注目を集め、「ツイッター上で喧嘩しないでほしい」「見ていて嫌な気分になる」といった声が多数あがっている。こうしたやりとりに関して関係者は、仕掛けられた演出だと指摘する。

「オチとして山村がドラマのセリフを用いて締めくくったところでも、ある意味二人の出来レースでしょうね。炎上狙いは意識していないと思いますが、ドラマへの注目を少しでも集めるための演出だとの声が多いです。視聴率なんて気にしないというのを、主演役者たちが主張するのはどうかと思いますが、それも含めて“芝居”だと思いたいですね」（芸能記者）

■モチベーションの格差も原因の一つか

　しかし、このやりとりを“本当の不仲”と見るユーザーも多い。今回の一連のツイートに関し「山村の西内に対するコメントがあまりにも冷たすぎる」という声があがっているのだ。

「この両者は、ドラマに対する温度差が大きいようです。俳優初挑戦となる山村にとっては、本作はかなり意気込みのある作品。しかし西内は、今回主演に抜擢される寸前まで、海外留学を考えていたことをドラマの制作会見で公言しています。そのため終始心ここにあらずな感じで撮影にも臨んでいるようで、その意気込みに相違があるようですね」（芸能関係者）

　また、西内の留学先はアメリカとされており、交際が噂されているモデルの呂敏（26）も同行するのではないかとされていた。

「一部では西内と呂敏との結婚も噂されています。そのため西内の中には、ドラマがコケても結婚できるという意識もあるからだとも言われています。そうした西内の様子を山村は感じとっている。そのため、どことなく嫌悪感を抱いているようで、これが二人をさらにかみ合わなくさせているようです」（前同）

　山村が役者魂に燃える一方で、結婚になびいている西内。低視聴率の原因は内容だけでなく、こうしたメインキャストの険悪な関係性が視聴者に伝わっているからなのかもしれない。

文・安藤美琴（あんどう・みこと）

※1974年東京都出身。大学在学中にフリーライターとして活動を始め、『東京ガールズジャーナル』（セブン＆アイ出版）、『パチンコ攻略の帝王』などに寄稿。現在は女性向け読み物系の記者・編集者として活躍中。