まだ使い分けてるの?自動的に度数を変える「スマート眼鏡」が開発されている (2/2ページ)
■ 見る対象までの距離を計測して自動的にピントを合わせる
これまでにも遠近両用眼鏡など、1枚のレンズで異なる距離にピントを合わせられる眼鏡があったが、これは2重焦点レンズや累進レンズといった2種類から3種類の度数のエリアを1枚のレンズに盛り込んだ固定型だった。
そのため、遠くを見るときはレンズの上側を使い、近くを見るときはレンズの下側を使うなど、装着者が使用するレンズのエリアを変える必要があったのだ。
しかし開発された眼鏡には、赤外線を利用して見る対象までの距離を測定し、自動的にピント調整を行う機能がある。
ただし、視力は装着者ごとに異なるため、最初だけBluetooth接続されたスマートフォンの専用アプリからピント調整を行い、利用者の視力への最適化をしておく必要がある。
この設定を一度だけしておけば、あとはレンズが自動的にピント調整をしてくれる。
そして装着者が視点を変えて対象物までの距離が変わった場合でも、わずか14ミリ秒でピント調整が行われるという。
■ 3年後の市場投入を目指す
このスマートな眼鏡はまだ試作品の段階だが、既に重量は14.4gと実用的なレベルまで軽量化が進められている。

source:https://unews.utah.edu/i-can-see-clearly-now/
ただし、厚みが8.4mmでフレームが無骨であるなど、とても実際に装着したくなるようなデザインではない。
不格好すぎるのだ。
そこでスタートアップ企業のSharpeyes社が設立され、この眼鏡の製品化を進めるべく3年後の市場投入を目指してデザインの改良に取り組んでいる。
3年後には、用途に応じていちいち眼鏡を取り替えなくても済む、スマートな自動ピント調整機能付きの眼鏡が、おしゃれな姿に変身して登場することを期待したい。
【参考】
※ I can see clearly now – UNews
※ This pair of glasses can change focus based on what you look at