ネットビジネス成功者が明かす “元手0からでも稼げる”考え方 (2/2ページ)
メルカリやQoo10はまさに新しく出てきたマーケットで、その中で儲けるための方法もさまざまなものが出てきています。
実際のところ、このマーケットの移り変わりは激しいものがあります。いつも半年先の未来予想図を考えてマーケットを見ているのですが、頻繁にその予想図を修正しなくてはいけないくらいです。ただ、そういった変化に気づく癖付けができていれば、稼ぐことができるはずなんですね。
――第4章でご説明されていた、「安く買って高く売る」という転売ビジネスの定説をくつがえす「安く買って安く売る」というある意味非常識なビジネスの方法も、変化に対する気づきから出てきたものなんでしょうか。坂本:そうです。確かに「安く買って高く売る」というのは、転売ビジネスの基本です。これができなければ儲けは出ません。
ただ、今は「安く買って高く売る」だけではなくて、「安く買って安く売る」というやり方も儲けるために必要だということなんです。そこに気づくには、自分がやっている転売ビジネスを「ネットショップ」として捉える必要があります。
ネットで物を売り買いする上で、重要視されている指標が値段のほかにもあるんです。それは評価であったり、取引件数といったものです。ようは信頼ですね。それが高くなれば、ある程度値段が高くても買ってくれるようになる。
だから、最初に商品を出した時はまずその指標を上げることから始めて、自分の店を売れる店にすることが、爆発的に儲けるための近道になりえるんです。
――先を見て、どのくらい儲けたいかを考えた時に、必ずしも「いきなり大きな利益が出る」ことが正解ではない、と。坂本:そうですね。2倍、3倍売れるショップを作るように仕込むんですよ。
また、Amazon、メルカリ、Qoo10といったそれぞれのマーケットで転売ビジネスをやっていると、それぞれに特殊な仕様があることに気づくはずです。評価を上げるにはどうすればいいか、とか。
もちろんそれをマーケット側が教えてくれることはないですけど、私はその仕組みが分かっているので、売れるネットショップをどんなマーケット上でも作れるわけです。
だから、転売ビジネスをされている方やこれからしようとしている方は、「ショップ」を運営すると考えた方がいいかもしれません。たくさん売ることをまず考えて、ライバルたちよりも売れる店作りをする。長い目で見ると、そちらの方が断然儲かります。
(後編に続く)