水って“弾丸”の威力を減らすの? 命知らずの科学者が体を張って検証してみた
水中で銃を撃つと、どれくらいの勢いで弾丸が進むのだろう。
映画などでは水の中で銃を撃つシーンが描かれることがあるが、実際に水の抵抗がある中で、銃の殺傷力はどの程度維持されるのだろうか?
そんな素朴な疑問に、物理学者のアンドレアス・ウォールさんが体を張って答えている。
アンドレアスさんによると、「水の分子は空気中よりも密接につながり合っており、物体が水中を移動することは難しい」とのこと。
事実、水分子のサイズは3Å(オングストローム)ほど、酸素や窒素は4Åほどであり、互いの分子が引き合う水の粘性係数は高い。現実的には水の粘性は空気の40倍以上、空気に対して800倍以上の高い密度を持っており、水中で発射されたライフルの弾丸は、ほどなく失速してしまった。
ところで面白いことに、水の防弾性能はハンドガンやライフルなどの火器の種類によっても異なることが実証されている。
以下の動画を見比べて頂きたい。
■Shooting a Glock Underwater
■Shooting an ar15 assault rifle .223 underwater
上の動画がハンドガン“グロック17”による水中射撃、下の動画がアサルトライフル“AR-15”による水中射撃の実験映像である。
いずれの銃も水の抵抗により大幅に射程距離が減少しているが、意外なことに、射出力の大きいAR-15ライフルの方が推進力が失われていることがわかる。しかもライフルの弾丸は先端がつぶれ、水の抵抗による変形が生じている。
これは弾丸の高速度により比例して起きる現象で、火器の大型化と射程距離、つまり射出される弾丸の速度が速くなればなるほど、水の抵抗も大きくなることが示されている。
ただしアンドレアスさんによる射撃実験は、科学チャンネル『Viten NRK』による十分な検証とテストに基づいて収録されたものであり、(無理だとは思うが)再現することは厳禁である。
(※↓詳しくはコチラへ)
参照・画像出典:YouTube(NRK Viten)
参照:YouTube(MyGunExchange)
参照:YouTube(MyGunExchange)
(本記事は上記の報道や情報を参考に執筆しています)