小さい命は温めなきゃ!子猫たちを温め続けるニワトリの母性

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小さい命は温めなきゃ!子猫たちを温め続けるニワトリの母性
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 どうやらニワトリは愛情深い生き物のようだ。特にメスの場合には。

 以前1匹の子猫を温めるメンドリの話は以前お伝えしたが、メンドリは例え異種であっても、温めて育ててあげようという気持ちが強いようだ。

 海外のとある農場にて4匹の子猫を温めるメンドリの姿が目撃された。その光景は奇妙なものではあったが、彼女も本能のままに子猫をヒナと認定したようだ。

 この出来事は海外掲示板redditに投稿されたもので、最終的には母猫が登場し、猫一家は再び本来の形を取り戻すのだが、ほほえましくもけなげなニワトリ母さんと母猫のやりとりが注目され、多くのメディアで報じられている。・子猫をあたためるメンドリ
 ある日の朝、農場で働く男性がニワトリ小屋で4匹の子猫の上に乗って彼らを温めているメンドリを発見した。

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 めんどりは、自分の巣に子猫たちをさらってきたわけではない。投稿者のvirnovusによると、実は母猫のほうがそこで出産したという。当時の子猫は生後2~3週間ほどで、母猫はちょうど席を外していたようだ。

 自分のテリトリーに放置された子猫を発見したニワトリ母さんは少々混乱した。何しろ彼らはヒナにしては妙な鳴き声で、尻尾や耳といった妙なパーツがもれなくついている。しかし、彼女は本能で寒そうな彼らを温め始めた。

 ちょっと変わってるし、産んだ覚えもないけれど、もちろんみんなあたしの子。さ、ここは寒いから母さんにくっついてなさい、とニャーニャー鳴く子猫たちの上に乗っかってせっせと温め続けていたのである。

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 どうみても不自然極まりない構図なのだが、案外彼らはうまくいっていたようだ。子猫たちはニワトリ母さんのぬくもりとふわふわの羽を堪能し、なんか違うと思いながらもそれなりに甘えていた。・わが子を奪還しようとした母猫
 一方、愕然としたのは実の母である。ちょっと外している隙に大事なわが子たちがメンドリの下で温まってるのだ。「あんた一体どうなってんのよ…」と詰めかけたかどうかは不明だが、最終的にはこうなった。

「あら、みんなであったまりましょ」 byニワトリ母さん

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 なんということでしょう。ニワトリ母さんは母猫までもヒナ認定。全員ひっくるめて温めることにした。ニワトリ界では温めるのが基本。もうなにがなんだかわからない状況なのだが、猫一家は団子状態で過ごすことに。・母猫が引っ越しを断行
 ・・・いや、やっぱ変じゃね?ニワトリ母さんの羽の暖かさにおぼれ、うっかり流されそうになった母猫はすんでのところで正気に戻った。

 母猫としての本能に目覚めた彼女はついに強硬手段に出ることを決意した。ここの場所はいろんな意味でデンジャラスすぎるのだ。

 猫母さんは隙をうかがいつつ、わが子を1匹ずつ移動させ始めた。そして移動先は二度と同じ間違いが起きないよう、メンドリたち全員からもっとも遠いポジションを選び、子猫たちとの暮らしを取り戻した。

移動して生後4~5週間になった子猫たち

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 その後のニワトリ母さんの反応はわからない。子猫がいるのは同じような藁もあるし、わりと近くにいるようにも見える。ニワトリ小屋で大きくなった猫の例もあることだし、幼少時の猫とニワトリは案外親密になることが多いのかもしれない。


via:cutenessviralnovareddit・translated D/ edited by parumo



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