低視聴率なのになぜ?松たか子『カルテット』が”熱烈支持”のワケ (2/2ページ)

デイリーニュースオンライン

■『カルテット』が逆襲開始か

 坂本は、かつて一世を風靡したドラマ『東京ラブストーリー』(フジテレビ系)の脚本も務めている。今考えれば、トレンディドラマの代表格と言っても過言ではないドラマを担当していたのは意外だが、その後も、『最高の離婚』『問題のあるレストラン』など、自身が脚本を担当したドラマは、ほとんどがフジテレビで放送していた。

 熱心な“坂本ファン”の間では、新作はもちろんフジテレビだろうと思っていたが、蓋を開ければTBSだったことをやや不思議に思う人もいたようだ。坂本が、フジテレビで最後に脚本を手掛けたのは、有村架純(24)が主演の月9ドラマ『いつかこの恋を思い出してきっと泣いてしまう』だ。関係者の間では、その作品がきっかけになっているのではないかと言われているという。

「内容の評価は高かったのですが、放送当時の視聴率は“爆死”。月9は、フジを代表するドラマ枠のため大企業のスポンサーが付いており、そことの兼ね合いもありクレームもあったようです。結果、最終回は時間を拡大できず、違和感のある編集で、明らかに話をすっ飛ばした内容が放送されました。その対応に怒った坂本が、フジテレビと縁を切ったと言われているようです」(芸能関係者)

 さらに関係者は、それを見かねたTBSのドラマ関係者が坂本に声をかけ、視聴率に関わらず、坂本の作品性を十分に発揮できるよう、舞台を整えて迎え入れたという。

「同枠の作品が、あの“逃げ恥”ですからね。その後なら、いくら視聴率が低くてもスポンサーに言い訳ができるからというTBS側の配慮でしょう。ドラマ班は坂本の作品に魅力と可能性を感じている証拠でもあります」(ドラマ制作関係者)

 くしくも、現在放送中の月9『突然ですが、明日結婚します』は、“月9史上最低視聴率”を叩き出している。『カルテット』の逆襲はあるのか。今後に注目したい。

文・真田栄太郎(さなだ・えいたろう)
※1978年神奈川県出身。大学在学中にフリーライターとして活動を始め、『東京ダークサイドリポート』(ワニマガジン社)、『週刊宝島』(宝島社)、『Hot Dog Press』(講談社)などに寄稿。現在は週刊誌の記者・編集者として事件、芸能取材に奔走する
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