壇上でハプニングに見舞われた女性ピアニストの機転がスゴい

ViRATES

壇上でハプニングに見舞われた女性ピアニストの機転がスゴい
壇上でハプニングに見舞われた女性ピアニストの機転がスゴい

コンサートホールの壇上で、しかも本番真っ最中にピアノが壊れちゃった!

音楽家にとっては悪夢すぎる状況。しかもソロ演奏だから、だれもフォローも出来ない!

そんな事態に直面することになってしまった、とある女性ピアニスト。普通ならば絶体絶命の大ピンチ。だが彼女には、他の人にはない才能が備わっていた。

怒涛のアドリブ力と、周囲を和ませるユーモアのセンスである。


Something is not right… Brazilian pianist, Eliane Rodrigues, LITERALLY taking the performance below the stage. from Eliane Rodrigues on Vimeo.

この演奏会はオランダのロッテルダムで行われたもので、映像で見ても分かる通り女性のピアニストはイリアーヌ・ロドリゲスさん。

開演時刻を過ぎ、さあ演奏が始まるぞ、と思ったらだが何かがおかしい。まず最初に“異変”に気が付いたのはイリアーヌさんだった。自身が弾いた鍵盤から帰ってくる音が、どこか普通ではなかったのである。

即座に演奏を中止し、ピアノを点検。だが少し調整したぐらいではどうにもならないと察した様子。その直後、観客たちにハプニングについてお詫びしたあと、彼女はバックヤードへそそくさと戻っていく。

どうやらスタッフに代えのピアノがないか確認しに行ったようだ。

画像出典:Vimeo(Eliane Rodrigues)

戻っていたイリアーヌさんによると、このピアノはペダル部分が壊れていたそうだ。

普通ならば、ここで中断が入り「楽器の交換までお待ちください」という流れになるのだが、彼女はそれをよしとしなかった。

ペダルが壊れていても成立する楽曲を即興で奏で、場を持たせることはもちろん、撤去に合わせて“歩き弾き”を披露するなど、会場を別な意味で楽しませることも忘れない。

ピアノがエレベーターで降りていく間際でも演奏を止めることはせず、その様子にお客さんたちは大盛り上がり。その後予備のピアノと共にイリアーヌさんは再び壇上へと戻ってくるのだが、そこでもまだパフォーマンスは続行中という念の入れようだ。

最後に“着席芸”でもう一笑い作ったあと、コンサートは今度こそ正式にスタート。

ホールの中には、改めて彼女の美しいメロディーが響き渡るのだった。

(※↓詳しくはコチラへ)
参照・画像出典:Vimeo(Eliane Rodrigues)
(本記事は上記の報道や情報を参考に執筆しています)

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