【帰ってきたアイドル親衛隊】結婚披露宴のバイトに入れなかったことを一緒に悔しがってくれた渡辺徹 (1/2ページ)
アイドルはどんなキッカケで誕生するか誰にもわからない。ひょんなキッカケでアイドルとしてブレークすることもある。そこで1972年からスタートした人気ドラマ『太陽にほえろ!』(日本テレビ系)に注目してみることにした。この番組に登場した若手刑事のほとんどが泥臭い男っぽい人が多く、アイドル的な存在になる人はいなかった感じだが、81年に登場した新人刑事が、これまでの流れを大きく変えた。それが渡辺徹である。熱血漢の若者で、高校時代にラグビーをやっていた理由で、ニックネームは「ラガー」となった。
世間では、この『太陽にほえろ!』をキッカケに渡辺徹が注目されるようになったのだが、実は私は『太陽にほえろ!』をリアルタイムで見ていなかったので、渡辺人気がピンとこなかった。当時の私はというと、金曜日の20時は『ワールドプロレスリング』に夢中になっていた。さらに言うと19時半から『宇宙刑事シリーズ(ギャバン・シャリバン・シャイダー)』、21時からは『ザ・ハングマン』、22時からは『必殺シリーズ』を見ていた。この時間帯を男のテレ朝タイムと私は勝手に言っていた。
話しは横道に逸れてしまったが、それだけ渡辺の人気のすごさから遠ざかっていたのが現実である。そんな渡辺をしっかり認識して意識して見るようになったのは、82年4月に『彼(ライバル)』で歌手デビューした頃である。立て続けに2枚目のシングル『約束』を発売し、歌番組には欠かせない存在になっていた。当時は『ザ・ベストテン』(TBS系)の出待ちや『ザ・トップテン』(日本テレビ系)の観覧で渡辺を観る機会はあったが、話しをしたこともなかった。渡辺には俳優独特のオーラがあり、目の前にいても話しかけることもできず、ずっと見とれて帰る姿を見守るような感じが続いた。
すっかり歌手としても貫禄が出てきて、役者としても人気も高くなっていた頃の1987年10月に、ドラマでの共演をキッカケに交際をしていた榊原郁恵と結婚した。結婚披露宴はテレビ中継がされるほどの注目度で、まだ食えなかった私は、当時その会場でアルバイトをしていたのである。