もっと前へ。交代は「ハッピー」。サンウルブズ初戦で83失点の背景。 (2/2ページ)

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悲観の色が少ない傾向は、こことも関係していた。

 来季以降はより長い準備期間が求められるか。田邉淳アタックコーチは、状況に応じ攻撃方向の修正はできなかったかと問われ、こう返す。

「18日間の準備で(若手に柔軟さを求めるのは)難しいと思います。むしろ十二分にチャンスを作れた」

 もちろんこのゲームは本拠地での開幕節でもある。より明確に相手へ噛みつくのがベターでもあった。酷だがそれも現実だった。

 例えば、最初の点が決まってからわずか5分で0-19とされた試合序盤。早めの選手交代こそあきらめぬメッセージを示せそうだったが、控えの半数は終盤までベンチにいた。フィロ・ティアティア ヘッドコーチは「交代に関してはハッピー」。勝負への厳しさと健闘する先発陣への愛。この両者のバランスを取る難しさがにじんだのみだ。

 3月4日、準ホームのシンガポールでキングズを迎える。田邉コーチは「(会場の気温が)9度から約30度…。有効に使いたい」。早くも具体策を匂わせたのは、何より明るい材料だった。

(文:向 風見也)
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