WHO「スーパーバグ」リストを発表 抗生物質が効かない耐性菌の脅威とは? (2/3ページ)

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新規抗生剤の必要性が「非常に高い菌」に分類されている菌は、病院やケア付き施設入所中の患者、もしくは呼吸器や血管カテーテルを使用している患者にとって重大な問題となりえ、敗血症や肺炎を引き起こし死につながりうる菌です。

新規抗生剤の必要性が「高い菌」もしくは「中程度の菌」には、淋菌や食中毒を引き起こすサルモネラなど、より一般的な疾患を引き起こす菌が含まれます。

また、 結核菌も近年耐性化が進んでいますが、今回のリストには含まれていません。これはすでに新規治療の計画が進んでいるからと考えられます。

スーパーバグとは?
多数の抗生物質に対して耐性を持つ細菌をスーパー細菌、スーパーバグと呼びます。耐性を持つしくみは細菌の持つ遺伝子にあります。

今までは毒性や感染性の弱い菌がこの耐性化遺伝子を持っていました。そのため耐性菌は免疫の低下している患者や全身状態の悪い患者(日和見感染症)にとってのみ問題となっていました。

しかし、耐性化遺伝子が毒性の強い、感染性の強い菌に乗り移ることで、健常人にも脅威となりうる菌が発生するのではないか、重症化、難治化するのではないかと考えられています。
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