WHO「スーパーバグ」リストを発表 抗生物質が効かない耐性菌の脅威とは? (3/3ページ)

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薬物耐性菌の優先度:「非常に高い」
■ アシネトバクター・バウマニ菌(カルバペネム耐性)
・肺炎
尿路感染症
蜂巣炎
・日和見感染症

■ 緑膿菌(カルバペネム耐性)
・肺炎
・創部感染など

■ 腸内細菌科(カルバペネム耐性、ESBL産生能)
・肺炎
・尿路感染症など 薬物耐性菌の優先度:「高い」
■ エンテロコッカス・フェカリス菌(腸球菌)(バンコマイシン耐性)
心内膜炎
・敗血症
・尿路感染症など

■ 黄色ブドウ球菌(メチシリン、バンコマイシン耐性)
・創部感染
・肺炎など

■ ヘリコバクター・ピロリ菌(クラリスロマイシン耐性)
胃炎

■ カンピロバクター菌(フルオロキノロン耐性)
カンピロバクター食中毒

■ サルモネラ菌(フルオロキノロン耐性)
・サルモネラ食中毒

■ 淋菌(セファロスポリン、フルオロキノロン耐性)
淋菌感染症 薬物耐性菌の優先度:「中程度」
■ 肺炎球菌(ペニシリン耐性)
・肺炎

■ インフルエンザ菌(アンピシリン耐性)
・肺炎

■ 赤痢菌(フルオロキノロン耐性)
・食中毒
細菌性赤痢 スーパーバグに感染した実際の症例
2016年、アメリカで70代女性が死亡しましたが、原因はクレブシエラ菌(カルバペネム耐性、ニューデリー・メタロベータラクタマーゼ産生能)への感染であったとされました。

この女性は右大腿骨骨折と 骨髄炎のためインドの病院に繰り返し入院しており、2016年6月までインドで入院したのち、アメリカの病院に8月に入院し、9月に右股関節の感染により死亡しています。 リストが発表されたことによる今後の展望、期待
国や開発機関の垣根を越え、利益が出るかどうかではなく人類への脅威に立ち向かうという姿勢で、新規抗生物質の開発が進むと予想されます。

最後に医師から一言
耐性化の原因の一つはグローバル化により人や物の移動が活発になったことです。

今後も世界の感染症の情勢に注意していきましょう。

(監修:Doctors Me 医師)
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