老後に役立つ「お金の知恵」 (7/9ページ)

日刊大衆

さらに車検代、駐車場代などを加えれば、平均して毎月10万円近くが、軽~く飛んでいくのだ。

 また近年、高齢者の人身事故が多発していることを思えば、早々に免許返上するのも選択肢の一つかも? 都会に住むなら電車やタクシーを利用したい。

 一方、折からのエコブームの中、自宅に太陽光発電を設置、オール電化して、電気代を節約しようと考える人もいるだろう。だが、この収支は本当に成り立つのだろうか?

 現在、太陽光発電システムの装置代はかなり下がり、約250万円が相場。これに設置代が50万円で、コストは合計300万円。「日当たりのいい、平均的な太陽光パネル(6kw)という条件でも、費用回収に10年ほどかかります。しかも、この間の売電価格の低下(48円/kwhから近く半値まで下がる見込み)、国からの補助金打ち切りなどの傾向を勘案すると、今後、さらに採算性は下がると思われ、お勧めできないのが本音です」(専門業者)

 というわけで、素人は手を出さないほうが無難なようだ。変わったところでは、「ふるさと納税制度」をうまく利用したい。

「納税」とついているが、実際は「寄付」のこと。たとえば年収が300万円として、通常、1万1000円の税金を納めるところ、代わりに、ふるさと納税で全国自治体のどこか(自分の故郷とは無関係。自由に選べる)に同額を寄付すると、9000円の税金が先払いされたことになって税金から差し引かれ、しかも寄付先から、その地元の特産品がもらえるのだ。

 鹿児島県志布志市のウナギ蒲焼2尾セット、北海道豊富町のジンギスカンセットといった具合で、実に様々な品がある。実質、2000円の自己負担で各地の特産品を味わえるとなれば、明らかにお得だろう。詳細は「総務省のふるさと納税ポータルサイト」を、ご覧いただきたい。

■第3部 副業からちょっとしたアイデアまで「簡単に始められる小遣い稼ぎ」

 この章では、人生をちょっぴり豊かにする、小金の作り方を提案しよう。まずは「副業」。会社に隠れて、こっそりやっているという向きもあるだろうが、昨今は「自分の老後のため」に始める人も。

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